社会科の資料かよ? 油津港編(1)
駅や路線の空襲被害を探してたら、色々と興味有る資料が出て来た。
で、「中身を知りたい」「折角だし翻訳したのを残しとこ!」となった。
ただ、翻訳の責任は持てない。
調べてたら脱線してたの、更に脱線する外伝な話?
ところで社会科の授業って今でも有るの?
先ず、お世話になってる翻訳サイト(宣伝じゃなく)。
謎の日本語発生率が低く、今迄お世話になった中ではかなり良いと思う。
で、基本はコチラで翻訳して、「ん?」と思ったら見直して~な流れ。
ただ「ん?」と気付くレベルは低いよ?
調べてたら脱線してたシリーズが終わってから、コチラの存在を知ったんだっけ。
では本題。
以下の二つが、国立国会図書館デジタルコレクションへのリンク。
油津港編
志布志港編
以前と重複するけど大まかな説明。
夫々、1945年の7月に配布?
恐らく、攻撃する予定の各港とその周辺情報。
油津港編と志布志港編では、志布志港編の方が後の作成だと思う。
使われている写真は、1945年の1,3月撮影?で、恐らくは上空からの分。
漁船、港湾等の写真は戦前(本文中「1930年撮影の写真」と言う但し書きも出て来る)。
その他の情報は1940年…らしいので、1945年当時とは異なる情報も有る筈。
で、コレが、いつ、何処で、誰に~等、どう使われたのかは判らない。
て事で、油津港編から…なんだけど、以前の調べてたら脱線してた(4)地図の話も見れる様に開いとくと言うか、その中のテキサス大学さんの地図を開いとくと良いかも(直ぐには要らんけど)。
AMS地図と書いてたら、この地図の事と考えていただく。
今回は、水深も関係して来る。
AMS地図には、海の部分に水深を表す等高線が入ってて、ココに記された数字は『尋(ひろ)』…凡例んとこにも、❝Depth curves in fathoms, Soundings in fathoms❞って入ってる。
1fathoms=1尋=6フィート=約1.83メートルとの事。
あと、凡例の後半❝Soundings in fathoms❞は、「音響測深ですよ」って意味じゃないかな?
音響測深の実用化は1940年代らしいので、「未だ信頼性も今一で目安だよ」と言う意味なら納得←塩分濃度とかで誤差が出るとか…まぁ、目安にしかせんでしょう(座礁が怖いし)。
音響測深以前は、紐に錘を付け、ついでに先っちょに『くっ付く物(グリスだっけ?)』を塗り、着底した時の紐の長さで深さ。付着物で海底の地質(砂、泥、岩)を確認する…と言うシーンが、ホーンブロワーシリーズでよく出て来てた(と思う)。
その時は何て言ってたっけ?
単に「ミスタ、ブッシュ。測深をお願いしたいのだが」だっけ?←この例だと、砲艦ホットスパー辺り。
脱線ついで。
海の等高線は『尋』(約1.83m)。
だったら陸上は?と…調べたら『メートル』になってる。
大堂津から油津へ向かう海沿いに出た辺り左手の山。
名前が判らないけど、AMS地図では標高229m。
国土地理院の地図では228.9m。
間違いないでしょう。
でも、フィート、ヤードとメートルが混在してるって、面倒臭くないのかな?
やっと本題に入る。
表紙と2枚目
地図には「今からお話しする油津港って此処ですよ!」と目印。
当り前なんだろうけど、日本地図から位置を指すとか親切だなーと思う。
3,4枚目
3枚目は多分、責任編集とか、協力した各部門と思うけど、それはまぁ…ええかと。
4枚目。
この、【information on port of Aburatsu】と同じ様な資料が、此処にリストアップされてるだけ存在するらしい。
全てではなく何点かが、国立国会図書館デジタルコレクションで検索すると出て来る。
❝Manchuria❞は旧満州で、( )内年月は資料作成月かな?
1945年の7月よりも後が無いし、空襲なら既に始まってる筈だし?
一番先頭に❝Aburatsu❞。その4つ下❝Hososhima❞は日向市の細島港。
やはりオリンピック作戦の関係か、この【PORT OF ~】シリーズには、何気に宮崎県の港が3つ入ってる。
その割に宮崎港が無い?…なるほど…。
当時、それ程の港湾施設は無かったみたいですね(大淀川河口部に近く、砂が溜まって直ぐに浅くなる=浚渫作業が頻繁に必要とかか?。
5,6枚目
目次と言う言葉で良いのかな。
5枚目の方。
下から2項目目、P.10の❝TRANCEPORTATION AND COMMUNICATIONS❞の内、❝Railroads❞が、以前の調べてたら脱線してた(5)(6)で抜粋した、鉄道に関連する部分なのでそっち参照で。
7枚目(右はGoogleマップから現在の近辺)
※左 国立国会図書館デジタルコレクションより https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4010009
各画像左側で逆コの字型な湾が油津港で、中央の上開き囲み防波堤が大堂津港。
更にその右には、目井津港、外浦と連なる。
油津港を口と見立て、魔女の鼻の先から右斜め上方向の伸びた先に島が並んでる。
後で出て来るけど、この島々の陰になる事で日向灘(画像上側)の波を防ぎ、入港待ちや、錨泊での荷下ろしで停泊するのに好都合と、米軍側は考えてたらしい。
あ、港としては『外浦』だけど、宮交さんのバス停は【外ノ浦】らしい。
まぁ、どーでも良い様な…でも、ちょっと知ってて嬉しいみたいな?
好きになった人の、些細な事を知ったら嬉しくならね?←ストーカー資質?
8枚目へ続けようとしたけど、文字数がとんでもな感じなのでココで終了。
つかブログの文字数って、どれ位が良いんだろう?と悩みながら油津港編(2)へ続く(実はこの先も悩む)。