五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

社会科の資料かよ? 油津港編(3)

調べてたら脱線してたの外伝シリーズ。

油津港と近隣3港の大堂津,目井津,外浦と、その周辺について、アメリカ軍が作った資料。

下が、国立国会図書館デジタルコレクションへのリンク。

油津港編

dl.ndl.go.jp

その中身を、「どーせ翻訳するなら残しとこ!」ってのと、自分なりに調べた(と言ってもWikipedia)内容の忘備録ネタ。

翻訳については責任持てない。

この回は、その中の【油津港のハード面(続き)と周辺の地形とか?】の途中まで。

 

テキサス大学さんの地図を開いとくと良いかも(直ぐには要らんけど)。

legacy.lib.utexas.edu

8,9枚目(P.1,2)

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※2枚共に国立国会図書館デジタルコレクションより https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4010009

Including the combined facilities of Aburatsu and its three neighboring ports and the outer anchorage area,the total estimated unloading capacity for the area is 4,000 long tons from 8 Libertys in the stream. 

油津港と近隣3港の施設と外航停泊地を合わせた場合、流下する8つのリバティから4,000トンのロングトンの荷役能力が見込まれています。

先にも出たけど、近隣3港は大堂津,目井津,外浦。

目井津港は、そこそこの規模とは思うけど、漁港メインだから…ってのが言えるのかな?

その3港合わせても油津港に及ばないのは、まぁ、そんなもんじゃね?って気がする。

あと、ロングトンてのはイギリスでの『㌧』。

アメリカ『㌧』とは若干違う…と言うのを、今回知りました(勉強になるな)。

 

ADJACENT PORTS

Within the relatively undeveloped Aburatsu region are three other minor ports: Ōdoutsu,Meitsu,and Tonoura.

比較的開発が進んでいない油津地域には、他にも3つの小港が有ります。 大堂津、目井津、外浦の3つ。

こう言う「さっきも言ってたやんけ!」って割と多い気もする。

別項目に変わってるからか?

 

With alongside facilities limited to lighters and small craft, the ports, including Aburatsu, have probably become  auxiliary transshipment points to the inland cities of Kyūshū.

油津港を始めとする港は、軽船や小型船に限られ、内陸部の九州の都市への積み替え拠点となっていたのではないでしょうか。 

宮崎は…とか語って良いのか?

宮崎は海と山に挟まれてるのと、九州内陸には大都市が無く(基本、日本全体も)、石炭積み出しルートでも無いので、貨物需要も限られてたんじゃね?って、さっきも出た話か。

 

The estimated unloading capacity for the combined three ports is 1,500 long tons per 20-hour day discharged from 3 Libertys in the stream.

3つの港を合わせた場合の荷揚げ能力は、流れの中の3つのリバティから20時間当たり1,500トンのロングトンが1日に排出されると推定されています。

油津港が2,500t/日で、4港で4,000t/日なんだから、残り3港で1,500t/日なのは当り前ですね…と受け取っちゃダメ。

キチンと書いてはります。 

 

PHYSICAL FEATURES

って、物理的特徴???

  

LOCATION

Aburatsu(31-34 N, 131-25 E)in Miyazaki Prefecture, is situated at the head of Aburatsu Kō, a small bay on the southeast coast of Kyūshū.

宮崎県の油津(31-34 N,131-25 E)は、九州南東海岸の小さな湾である油津港の頭に位置しています。

港の油津じゃなく、街としての油津かな。

 ( )内の数字は北緯と東経。

チーバ君みたいに湾の岬を鼻として見立てたら、頭部に当たる辺りが市街地になる…か?

 

Aburatsu is the largest of four minor ports within the inlet east of Koba Shima and

≪ここで改ページ≫

Ō Shima.

油津は小場島・大島の東側入江に有る、四つの小港中最大の港である。

この辺もがいしゅつ(変換出来ない…既出な)。

 

The three other ports are Ōdoutsu,Meitsu,and Tonoura lying two, three and five nautical miles respectively southwest of Aburatsu.

他の3つの港は、油津の南西2、3、5海里に位置する大堂津、目井津、外浦である。

この辺も、何度も同じ事を繰り返してない?

 

Sea distances in nautical miles from Aburatsu to other ports in Japan are listed beloe:

Beppu 143 ※全部は書き写さない。

油津から日本の他の港までの海程距離を海里表示。

別府 264.8km

海程距離は、船としての行程で直線距離では無いみたいな。

それを踏まえると、他の地域の港が載ってる意味も「なるほ…」位迄は想像出来る。

で、Hososhimaが載ってるけど、この油津港編(1)の4枚目にも書いた様に、オリンピック作戦の関係上、九州東岸南部の港湾施設を抑えたい。

で、細島港、油津港(+他3港)、志布志港がリストアップされてる。

宮崎港は当時、港湾規模が低かった…だよな?

※オリンピック作戦は、コレを誰かが読んでくれたとして、知ってるもんとして話を進めてる。

 

TERRAIN AND DRAINAGE

地形と排水河川(流域)でよくない?

 

Aburatsu is situated on a very narrow coastal alluvial plain which rises immediataly to mountains.

油津は、山に向かって直ぐに聳え立つ、非常に狭い海岸の沖積平野に位置しています。 

沖積平野は初めて聞いた。

何となくは解るけど、「~ 扇状地、氾濫原、三角州などの総称」ってWikipediaに載ってて正解。

 

The north shore of the harbor dries for 100 yards at low tide.

港の北岸は干潮時には100ヤードほど乾きます。

何処の事だろ?干上がるって事か?

梅ヶ浜は100ヤード位か?

でも北と言うよりも東っぽいが?

 

The coast to the north and south is generally cliffed with a few small, discontinuous lowlands.

北と南の海岸は一般的に断崖絶壁で、幾つかの小さく不連続な低地が有ります。 

どの辺りか具体的に言われてないので…まぁ、Googleマップの空撮で見たら、日南,大堂津,目井津,外浦、あと市木って辺り以外は海か真緑=山地なのが判る。

 

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国立国会図書館デジタルコレクションより https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4010009

Figure 2. View of rocky charactar of the shore south of Aburatsu. 

                 1930.

油津南側海岸の岩場の眺め。 1930年撮影

現在の同じ様な写真が有れば…ブログで見付けた。

使用許可を頂戴しようかと思ったけど、登録が必要なのと、態々使わせていただくのもなー…でやめた。

で、ストリートビューで海沿いを探してたら、何となく猪崎鼻から油津港の方を見てる?って気も…あ、見付けた。

恐らく、梅ヶ浜のライオン岩と言うココ…南側か?

[http://:title]

このストリートビューの潮加減だと、浜へ降りたら資料と同じ様な写真が撮れると思う。

1930年撮影って誰が撮影したんだろう?

観光パンフレットで使われそうな場所だけど、当時『写真入りパンフレット』なんて作られていたのか?と。

学術的資料?

外交官的立場の人間が、観光旅行で撮影してた?

いや…既に仮想敵国として、海岸線等の地形データを集めていた?

❝1930年撮影❞は欺瞞で、潜入中工作員からの最新写真だったり?

色々と妄想が捗る…けど、答えは「絵葉書じゃね?」とも思ってる 。

取り敢えず、また日南方面へ行けたら、この資料と同じ様な写真を撮りたい。

 

と新たなノルマを得つつ、油津港編(4)へ続く。