五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

社会科の資料かよ? 油津港編(9)

調べてたら脱線してたの外伝シリーズ。

油津港と近隣3港の大堂津,目井津,外浦と、その周辺についてのアメリカ軍作成資料。

下が、国立国会図書館デジタルコレクションへのリンク。

油津港編

dl.ndl.go.jp

その中身の忘備録。

翻訳サイトの力も借りてるけど、正しいか?は責任持てない。

今回はその中の【油津港おさらい①】。

 

テキサス大学さんの地図を開いとくと良いかも(直ぐには要らんけど)。

legacy.lib.utexas.edu

13,22枚目(P6,- ←便宜上、ブログ内では『22枚目地図』と呼ぶ)

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※2枚共に国立国会図書館デジタルコレクションより https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4010009

LANDING FACILITIES* 陸揚げ施設

IMPORTANT FEATURES 重要な機能

GENERAL DESCRIPTION. 一般的説明

Aburatsu is a lighter port without any alongside berths for large vessels.

油津港は大型船用の接舷バースを持たない軽めの港です。

ココ迄に何度かバースって言葉が出てたけど、この当時の荷受けは現在のコンテナ荷受けの様な、『港に接舷して積み下ろし』がメインじゃな、港内で艀に一旦積み下ろし、その艀が接岸し陸地へ積み下ろし…のが普通だったんだよな?

ココを読む迄、油津港でも普通に接岸するもんだと思い込んでた(もっと早よ気付け)。

 

The discharge of cargo is limited to the stream and transshipment by lighter.

貨物の排出はストリームとライターによる積み替えに限定されます。

???…謎な翻訳が増えて来た?

ストリームは物の流れ?

取り敢えず上で言うた様に、積み下ろしは『艀限定』って事を再確認出来た。

色々と認識を改めさせて貰ってるな。

 

The major docking facility for small craft is the Coaling Quay(Reference 1)which has depth of 14 feet alongside.

小型船用の主要な接岸施設は、水深14フィート(約1.5メートル)の石炭岸壁(参考1)である。 

小型船用=艀用桟橋と考えて良かと?

 

There are four other minor small craft facilities, whose alongside depth are probably greater than the average 1-feet depth shown on the latest Japanese charts.

他に4つの小型小型船舶施設が有り、その横の深度は、最新の日本チャートに示されている、平均深度1フィートよりも大きいと思われる。 

捕虜からの聞き取りで、「浚渫作業をした」と言うのが有ったけど、その効果なのかな?

 

Additional quayage for small craft is available at the neighboring ports of Ōdotsu, Meitsu, and Tonoura.

隣接する大堂津港、目井津港、外浦港には、小型船用の追加岸壁が有ります。 

追加かどうかは、元を知らないと言えない。

 

ESTIMATED UNLOADING CAPACITY.

The estimated unloading capacity at Aburatsu is 2,500 long tons per 20-hour day discharged from 5 libertys in the stream.

推定荷揚げ能力。

油津でのアンロード能力は、20時間1日当たり2,500ロングトンが5つのリバティから排出されていると推定されています。

この辺は、前にも出て来た。

❝2,500 long tons❞は、普通の…じゃない。僕らが日頃使うトンの1.016倍。

換算すると、2.540㌧なので殆ど気にしなくて良い?←商売してるなら話は別。

❝from 5 libertys❞は、港内停泊が5隻として、デリックを自前で持つリバティ船(戦時標準船)以外、他の候補が浮かばない。

 

Including the combined facilities of Aburats and its three neighboring ports and the outer anchorage area, the total estimated unloading capacity for the area is 4,000 long tons per day from 8 libertys in the stream.

油津港と隣接3港の施設、外側の停泊地を合わせた場合、この地域の荷揚げ能力は流れの中の、8つのリバティから1日あたり4,000ロングトンと推定されています。 

表現は微妙に違うけど、この辺りも前に出て来た。

 

MAJOR SMALL CRAFT FACILITY 

大規模小規模工芸施設

CRAFTを手芸などで訳してるけど、残念ながら小型船舶と訳すべき。

他の時は、船っぽい訳し方をしてなかったっけ? 

 

COALING QUAY.(Reference 1).

According to available information, the only quay available for sizeable craft and small coasters of less than 500 tons is the Coaling Quay located at the east side of the harbor.

炭鉱埠頭(参考1)。

情報によると、500トン以下の大型船と小型コースターが利用できる岸壁は、港の東側に位置している「炭鉱岸壁」だけである。

コースターは沿岸貿易船とも訳されてる。

❝small coaster❞で画像検索すると、遊園地の小型コースターしか出て来ないので、❝ ship❞を足して検索…こんなん出ましたけど。

shipsforsale.com

全長42.26m、船幅7.50m、鋼製だけど1950年製って事で、そんなにイメージのズレは大きくないのかな?と。

ググってたら、映画『戦争の犬たち』のに似た船が有って…でも模型で。

何かの映画の船かな?

検索結果には幾つか、同じ模型の船が出て来た。

こう言う貨物船もかっこいいな…って子供の頃、大型タンカーとかじゃなく、このサイズの船が好きでよく眺めてたのを思い出した。

 

て事で、「前も書いてなかった?」と言う内容が多くない?

でもそのお陰と言っていいのか、流してしまってた事柄の復習が出来た様な?

詰め込みを避けた構成なのかな?と思いながら、油津港編(10)へ続く。