五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

にっぽん鉄道写真の旅 時代 九州篇

BS-TBS

www.bs-tbs.co.jp

【特選】の再放送が有って、もう一度見たくなり、昔録ってたのを普通に見た。

ダラダラ長くなったので、使用曲リストは分割した。

stl-tomorrow.hatenablog.com

 

CM削除1時間40分なので、元は2時間枠だったはず。

初めて見た回がこの九州篇で、それまでは見逃していた。

その後、再放送で前のも見られたけど、一番古いのでは別のカメラマンも居てた様な?(兄弟弟子?)

 

ひょっとすると…言葉は悪いけど、試用期間的な併用の後、中井さんがレギュラーになった?

あくまでも僕個人の目から見て…屋外で鉄道写真てのは、天気、周囲の交通等で、いつも自分が望む条件で撮影出来るとは限らない。

その時に、与えられた条件下で最善を尽くそうとする中井さんと、撮った後に「雲で光が〜」的な言い訳じゃないけど、上手く撮れなかった事を強調するもう一人のカメラマン。

中井さんで一本化されたのは、何となく解ると言うか、当時一緒に見てた母親も同じ様な事を言ってた(「中井さんに比べ、この人は言い訳が多い」と)。

この辺の消しちゃったのかな?(読み込み不能になったHDDレコーダーに入ってるんだろうか?)

 

て事で、本題に入る。

番組は2011年8月ロケと出て来る。

 

オープニング

 

鉄道

人々の心を魅了して 止まない旅への誘い

それは 夢と浪漫への扉

鉄道

それは 点と線を巡る 終わりのない物語

遠い昔 鉄路の果てに思いを馳せた少年は

いつの日か写真家となった

ファインダーが捉えるのは心揺さぶる旅情 そして

時代を駆け抜けた車両の勇姿

写真の一枚一枚が 鉄道へのラブレターであり

自分のドキュメンタリーでもある

日本を代表する鉄道写真家と巡る鉄道紀行

にっぽん鉄道写真の旅

時代

九州篇

 

句読点じゃなく、半角スペースと改行で…まぁ、他人に伝えると言うより、自分で感じたニュアンスはこんなんで、『いつもの曲』に合わせてナレーションが語ってる。

コレを無理矢理に見せた子には、「カッコつけ過ぎー」って笑われたっけ。

でも、毎回このオープニングには痺れてた。

『旅』『誘う(いざなう)』『浪漫』『少年はいつの日か〜』とか、自分が弱い言葉が並び、「写真一枚一枚が〜」とか「自分のドキュメンタリー〜」なんて、自分を第三者的に見てる様な雰囲気が、ハードボイルドな感じに聴こえて…ハードボイルドって、よう知らんけど。

ま、大体このオープニングが踏み絵じゃね?

( ´,_ゝ`)プッ となった人は、見ない方が良いと言う感じで。

 

いつもの中井さんの説明『ゆる鉄』。

新幹線の中で寝るサラリーマンと、ハートの風船が大好きです。

疲れきったサラリーマンが、家族を思い浮かべてるみたいに見える(そこで「愛人じゃね?」て、そうかも知れないけど)。

 

北熊本駅のモハ71

一般は入れない区域なので、ホームから見ましたよ。

日本車両の社員さん達が、先輩の作品を見に『社員研修』に来るって。

その人たちも、100年残る様な車両を作れたら良いだろうな。

このロケ中、居合わせた素人も混じって撮影って、ラッキーとしか言いようが無い。

敷地の外から撮影…コレ、行った時は忘れてた。

冷静さが俺には足らんね。

 

木製電柱

ありのまま写ってしまう事で、背景に引っ張られる。

結局、背景を消す方向が基本かな?

 

ホーム〜車内で人たちを

この人の作品は、人が入る作品の方が好き。

選曲も良い。

 

線路を見下ろした後、池田駅

鉄道写真家として、残す意義とかは僕と無関係…とは言え、中井さんに影響されたのか、変にカッコつけ様とした写真を撮ろうとして撮れず、駅や周辺のディティールを撮り忘れてる事が多く、「あの駅のアレはどうだった?」→「行った時に撮ってるか?」→「撮ってねーよ!」てのが多い。

恥ずかしいけど、林家ペー・パー師匠ばりに、パシャパシャ撮らんと…と反省する。

で、花越しの写真は泣きそうになる。

 

夕刻の5000形

何で乗らなかったんだろ、俺(運用されてたよな?)。

まぁ、その辺が鉄オタや、鉄道マニアと名乗れない所以。

このトンネル+モジャなんて、番組で言われてる様に『幻想的』なのに…撮り鉄も興味無いからなぁ。

「いつか」「いつか」は撮り鉄だけじゃなく、乗り鉄にも言える事で、行ける時に行かないとな。

 

夕方の熊本市内を運転中

時代の分岐点と言われる、エポックメイキングな車両…に限らず、色んなものが揃ったから生まれるのは分かる。

逆に、今は進歩して日進月歩から分進秒歩くらいなので、『揃う』よりも、いつの間にか凄い事に鳴ってる感じ…チューンドカーが完成する時みたいな?←支離滅裂。

 

併用区間

行きましたわ、コレ見て。

照れが有ってお店の前で、ギリギリ撮影はしなかった…照れは邪魔にしかならんな。撮っときゃ良かった。

 

あそぼーい!

子どもちゃんの後ろ姿が!素晴らしい。

この作品、大好きです。

列車も素敵だよな。

一緒に乗る子ども居ないけど乗りたいわ。

『旅の楽しさ』を積極的に提唱したのが、JR九州さんのD&S列車で、結局は他社も追従しまくってるのが現状。

『後発の非水戸岡車は褒めるのに、水戸岡車は貶す』ってのが理解出来ない…個人の自由だけど、コンセプトをパクってんのは明白なのに…この場合のパクりを責める気は無い。

追従するのは仕方ない。

「向こうの核はダメだが、こっちの核は正義」とかと同レベルにしか見えない(この理屈がホントに言われてたのか?は知らんけど)。

 

南阿蘇鉄道 第一白川橋梁

昭和2年に!?と見た当時も思ったし、その後に何度見ても思う。

でも、熊本地震で被災して架け替えだよな?

結局、『その時に行かないとなこうなる』のパターン。

行きたい時に直ぐ行ける身分でも無いから、こう言うのは仕方ないとは言え、後々考えると「優先すべきだったよな…」てのは出て来る。

実は、日南線指宿枕崎線の全駅下車って、『優先すべき』=『ヤバい』と思ったからなんだけど、未だ大丈夫だったと言うね。

「橋の何処に列車が来た時にシャッターを押すかを意識」するんだと。

 

南阿蘇鉄道 田んぼ

先に書いた、好天じゃない状況下でどう撮るか?

「この中で一番美しいものだけを何とか見出して、そこでこう、写真を構成する」「天候、条件によって撮り方をどんどん変えて」「出来れば攻めて行く」「グリーンと決めたらもう、グリーが一番綺麗に見える」。

なるほど。

 

南阿蘇鉄道 俯瞰

思い付き行動ww

『俯瞰症』ww

でも綺麗な写真。

カレンダーやポスターに使える。

余分な物が入らない様に。

 

ナレーションに「困難な条件でも巧みにカメラを操り、鮮やかに鉄道風景を切り取る中井」と言わせる。

この辺が先にも書いた『もう一人のカメラマン』との選定で、中井さんが選ばれた理由だと思う…もう一人の方は、言葉使いも少し荒いと言うか、二人で比較した際にはそんな印象が残ってる。

カメラマンとしての仕事だと、どちらがどうとか判らないけど、メディア露出、局としてDVD販売も考えると…中井さんになるのも解る。

前歴に関しては…メジャーリーガーのステロイド問題みたいなもんで、当時は禁止されていなかった薬物てのと、当時は問題視されていなかった雑草類の勝手な伐採。

当然、私有地はダメだけど、その辺はTV局として調査してのGOサイン…だよな?

 

車内の会話

「カメラそのものには全く興味が無かった」「写真を撮る為の道具に過ぎなかった」「カメラを持たないで鉄道に乗れと言われたら殆ど拷問」。

『鉄道の写真を撮る事が趣味』=両方が揃ってナンボだと意外な話。

でも、自分も駅便単体には興味が無く、駅弁フェアは邪道とさえ思ったりもする。

あくまでも「列車で行き、買い、食べるのが好き」なので、そう考えたら簡単に理解出来る話かと。

中学2年生で鉄研の合宿で身延線へ行き、今も身延線の撮影をしている…素敵な人生だと思う。

 

美しい夕焼け

移動中の夕焼けが綺麗なので、急遽アドリブで撮影へ。

この辺のを見たから、「間に合わないだろなー」と思いながら、あの開聞岳へ行ったんですけどね。

結果は真っ暗でしたけどww

つか、せめてミラーレス一丸持ってくべきか?

もう、撮影に必死になんのも面倒臭くて…どうせ大した写真も撮れないんだし。それなら、少しでも『その駅』を感じる様にした方が、自分には合ってると思う様になった。

でも、吉川さんや南田さんが持ってはる様な、ちょっと良いコンデジなら、持ってってもイイんじゃないか?って気もする。

「カメラの構造的な事は詳しくないが、どうすればどう写るかは知っている」なるほど。

 

球磨川沿いへ

撮影している風景は、先の豪雨被害でどうなっているのか。

鹿が線路に居てる…。

擬似夜景は、電球モードでの撮影。

川面の反射を利用して、ガードレールを消して作品化する…乙女心で。

 

トンネルとSL人吉

機材説明とか、そこそこマニア向け要素が入ってる。

その部分と、ストイックさを削ったのがNHKの『てつたび』だよな?

パクりとは言わないけど、この番組なしに『てつたび』での中井さん起用は、無かったんじゃないのかな?

 

球磨川第一橋梁

ココも明治41年とかに建設され、鉄道遺産にも登録されてて…豪雨被害で…。

最近思い知らされるのは、当たり前の風景、生活費ってのは『当たり前』じゃなかったって事。

この時の使用曲が、ABBAの“Chiquitita”。

和訳は色々とニュアンスが変わりそうだけど、豪雨被害の事を考えてで聴くと、また意味深に聴こえて来る…様な気がする。

 

新幹線の見える 憩い広場

この年の3月が、九州新幹線の全線開通だったって。早いな。

一発撮り?一枚切りのコツは見事。

 

くま川鉄道

どうなるんだろう。

この回、そう言う被災路線が多いな。

「中井が撮影すると、日常がドラマチックになるから不思議だ…」って、レールが光ってるのもパクろうとして、綺麗には撮れてません←西大山駅で。

あと、車体に夕陽が映り込んでいるのも。

って、撮り鉄ちゃうけど滅っ茶影響されてんじゃんww

 

指宿枕崎線

喜入の石油備蓄基地が!

あの変な形の山とか、九州の中でも異質な感じが漂う。

コレ見て思うのは、直近で行った路線てのも有るけど、一番好きな路線かも知れない…開聞岳のお陰と思うけど。

 

東開聞駅

踏切からの眺めは良いです。

坂道を上がって来て少しずつ姿が見えるのは、菅生の最終コーナーからのストレートみたいで。

 

開聞岳

あのアングルは定番なんだろね。

鉄道絶景の旅でも、オープニングに使われてた。

 

サツマイモ畑越しの開聞岳

単行と二両編成でのアングルの差って、どんなもんなんだろう?

その辺を知りたい。

 

西大山駅

「空を大きく入れて〜」てのも、影響受けてるよなー。

無駄に空ばっかりな時が結構有る…と、自覚してる。

 

トウモロコシ畑と開聞岳

入野駅辺り?

あの辺りでトウモロコシは見たっけ?←そのシーズンに行ってないだけ。

見てると指宿枕崎線へ行きたくなるよー。

 「大好き!」と中井さんも言われてた。

多分、僕が一番好きな山って、開聞岳だと思う。

形が良いだけじゃなく、ローカル感も良いんだと思う。

あと、変な話だと自覚しているけど、『特攻隊員達が最後に目にする日本本土が開聞岳』とか聞く。

当然、僕なんかじゃ及びつかない気持ちで眺めたと思うけど、その…残留思念みたいなのが有るのか?と思うほど、惹き付けられるものが有る。

宝くじ当たって別荘とか買えるのなら、冬場は開聞岳の見える辺りに住みたい…と、前から言ってる。

 

夕暮れの開聞岳

言葉要らんねーて言う写真。

この日のロケでは、「開聞岳に尽きる」だったそう。

撮り鉄的に開聞岳って、どんな扱いなのかは知らんけど、中井さんは先にも書いた様に大好きらしい。

比較とか意味無いけど、他にも山を中心に撮る路線て有るのか?を知りたい。

 

最終日:錦江湾嘉例川駅

そう言えば、最近は行った時に噴火してくれないな。

以前は行けば必ず灰を被ってたのに。

嘉例川駅も、この番組で「行かなきゃ!」ってなったんだっけ。

実際は「行かなきゃ!」と思ってから、2年経ってやっと行ったんだけど。

 あ、こん時もコレ来てたのか。今頃に気付いた。

 

今回、高校の頃から来た事が有る場所も有ったそう。

 

一回行った事有るから、もう行かなくて良いとかそう言うんじゃなくてですね、また旅人の方が年代が変わるにつれ、また感じ方も変わるので、またこれからね、自分が歳を取って行って、またどう言う風に見えて来るのか、そう言うのが楽しみになりましたね。

 

最後の決め台詞はいつもの

 

またどこかの、線路際でお会いましょう!

 

って。

いつから言い始めはったんだろ?

 

選曲 ten river って毎回だと思うが出て来てた。

番組の演出が十川さんて方。

十川さん→10の川→ten riverて、別に改めて書く事じゃないけど、当時コレに気付いて少し嬉しかったなーと。

 

て感じで見直した。

先日、「何度も見たからジーンと来ないのか?」とも思ったけど、今回何度も鳥肌が立ったし、ジーンと来た。

僕が九州へ思い入れが有るとしても、初めて見た時は鉄道で九州の旅行未体験だったので、コレは何でだろな?

取り敢えず、富山篇も見てみよう。