肥薩線リベンジ旅の総括 その６
4日目(1月1日)の話。
隼人駅05：51発の列車。
この時間の始発で助かった…と言うのも前日にはしゃぎ過ぎたのか、朝起きるのが結構キツかった。
大隅横川駅に着いたけど未だ真っ暗けーで、空にはお月様が光ってた。
着いて直ぐに、少しずつ明るくなって行ったけど。
ココ迄色々と見て来て、この駅が一番生活臭がすると言うか、普段着で使われてる様な気がした。
まぁ、何年もココで成人式を行ってるってのと、地元学生さんの作品とか飾ってたりしてただけなんだけど。
ただ、その普段着感が感じられたのが、何となく収穫と言うか喜びみたいな。
そんな気持ちに浸ってると、先に人吉方面行きの列車が来てくれた。
乗るの(隼人行き)と発車時間が同じなので、やきもきしてた。
で、またもや嘉例川駅。
駅舎巡りとしての予定は、この朝の嘉例川駅で終了。
列車が来て嘉例川とお別れ。
ま、後で来るんだけどね(またかよ？)。
現地で投稿した様に、全然相手をしてくれなかった猫が、列車来るから「またな」と挨拶したらコッチ見て「にゃー」って。
で、「次に来る時迄元気で居ろよー」と言ったら、またも「にゃー」だって。
「コイツ、言葉を理解してるんじゃないのか？」と思った。
コレも現地投稿で書いたけど、列車に乗って窓から駅舎を見たら、そっぽを向きながらも見送りの位置に居てた。
『列車に乗って行く』事も理解してたのか？
そう言えば前日の夜も忠犬ハチ公ばりに、駅舎の玄関で誰かを待ってた風に居たもんな。
吉松駅に到着。
構内がかなり広い。
ココから乗るのは『はやとの風』。
発車迄1時間20分以上有るので、その辺をブラブラ…
SLが置いてた。
よく判んないけど、矢岳駅よりは劣化具合がマシかな？
このSLの駅よりの売店は閉まってて、「駅弁買えるのかよ？」と不安が膨らむ。
あまりに暇なので、お弁当屋さんへも散歩ついでで行ってみた…開店してる気配が無い…。
ま、いいさ！と駅へ戻り、便所前の喫煙エリアで一服してると、カメラーさんに声を掛けられた。
昨日、何度か僕を見掛けたらしい。
つか、カメラーさんも昨日に車で『いさぶろう・しんぺい』を追い掛け、各駅を周ったらしい。
そりゃあ、僕の事を何度も見てはるはずだわｗｗ
大畑駅でも何か訊かれたはずだし。
お話したら、近畿圏と言うか関西…で良いよな？
関西在住で、実家がコッチの方で帰省時に撮り鉄してるんだとか。
関西弁で喋るのが久し振りな気もした。
そう言えば、コッチでバリバリな方言って聞いたっけ？
聞いてないな。
「ブログやってるの？」と問われても、胸張って答えられない…僕が有益な撮影ポイント情報とか書いてたらねぇ…。
カメラーさんとの会話も終る頃、ホーム上の売店のシャッターを開け始める男性が…「駅弁有るぅー！…かな？」と思いつつ、ホームの方へ行ってみた。
売ってた！
買ったのが未だ早く、他のお客さんも居ないので、色々とお話を聞いた。
「昔は鉄道関係で2,000人くらい住んでた」、「そこの住宅地の辺りに池が有り、客車の洗浄をする作業場(ウマみたいなホームみたいなヤツ？)が、ずっと並んでた」「給水塔にバットくらいのツララが…」等々。
活気溢れて居た頃の吉松駅の光景を、「あの辺りが～」と指し示しながらお話して頂いた。
お話を聞く迄、木造駅舎巡りとかしながら、SLだの昔の機関区に興味を示さなかったのに、そう言う番組が有れば録画しといて見たくなった。
NHKぐらいでしか、放送されないけどね。
『はやとの風』が入線して来た。
で、車内見学。
『いさぶろう・しんぺい』との並びを撮ってたら、後方からカメラーさんの声が聞こえた。
振り向いたら、フェンス沿いにカメラを構えてた。
また何処かで見掛けたら、声掛けて下さい←だからココに書いてもね。
何だか勿体無い。
嘉例川では駅弁が有名だけど、年末年始の車内予約販売も無く、「ひょっとして！」と期待してた駅売りも無かった。
吉松駅の駅弁が有るんだけど、売ってたら晩ご飯にしようと目論んでた。
とか言ってる内に、鹿児島中央駅に到着。
現地で書いた様に、物足りなく感じた。
ま、乗ってたのが1時間と25分程度だから、前日の『いさぶろう・しんぺい』の約1/3な乗車時間。
如何に前日が、「『いさぶろう・しんぺい』パラダイスだったか？」の証明と言うか、引き立て役にしてしまった。
ごめんよ。
混んでると言うか、ホームでは結構な列車待ちの行列。
割り込みを鞄で防ぎつつ…つか、割り込んで来んなよ…九州男児のくせに…。
都城駅到着。
特にする事も無く、駅スタンプを押させて頂いたりでボーっとしてた。
鹿児島中央には18時前に着き、そのままチェックイン。
晩ご飯はラーメンを食べたかったが、元旦だし全然開いてなくてトンカツ。
美味しかったけど食べ過ぎた。
なんやかんやで九州最後の夜。
いつも「あっ！」と言う間に終るな。
この日も、空き時間が発生するの判ってたんだから、もっと計画を練っとくべきだったね。
そう言えば、どんな初夢を見たんだっけ？
憶えてないや。
な感じで、その７(最終日)へつづく。
