五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

映画『ルパン三世 カリオストロの城』 その⑤

※作品のストーリーとかを書いてしまうので、『これから観る気の人』は読まない方が良い…かも知れません。

その①はココ
その②はコッチ
その③はコレ
その④はって、もういいか…

 

次元大介、俺の相棒。
早撃ち0.3秒のプロフェッショナル、クールなガンマン。
その上義理堅く、頼りになる男。

 

と言う事で、この『カリ城』に限らず、幼稚園児の頃から次元の事が好きで…幼稚園の帽子を“超”目深に被ってた僕です。アト『義理堅く、頼りになる男』と呼ばれるのが目標ですが…うーん、ま、あくまでも目標と言う事で…って、その次元クンの見せ場で有る射撃シーン

 

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  今度のはただの弾じゃねーぞ!

って事で、通常…と言うか、次元の拳銃は、新ルパンで考えたらスミス&ウェッソンのM19になるハズ。
何せ、新ルパンには『荒野に散ったコンバット・マグナム』と言う話も有ったし、S&W社のM19=コンバット・マグナムですから。
でも、この『カリ城』の設定では、同じS&W社のM27になっていて…M19とM27、同じ357マグナム弾を使用するリボルバー。ところがM19はKフレームでM27はKフレームよりも一回り大きくて(後年Lフレームが出たので二回りか?)、映画『ダーティー・ハリー』のキャラハン刑事が使う44マグナム弾を使うM29と同じフレーム。

 

Kフレーム。357をガンガン撃つと、結構ガタが来るらしく…まぁ、M29で44マグナム弾を撃ってても、ねじが緩んで来るらしいけど…って事で↑の様に『ただの弾じゃない弾』を撃つのは非常に危険(多分よ)
ついでに気になると言うか…この時、次元が口に咥えているのが『ただの弾じゃない弾』なんですが、薬莢の太さが弾頭部分よりも太い…えーと、ボトルネックだっけ?
コレはライフル弾には当たり前(?)な事だけど、一般的に拳銃弾では弾頭の太さと薬莢の太さは同じ←例外有り

 

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一般的な拳銃弾       ボトルネックなライフル弾

 

銃身の内径と弾頭の外径が同じじゃないと、火薬のエネルギーを無駄にする可能性が高い…「昔の竹で作る空気鉄砲で、弾がゆるゆるだと空気が漏れて、弾を飛ばすエネルギーに使われない=ピシッと飛ばない」と言う事も有るし、事実弾丸は銃身内のライフリング(溝)にめり込みと言うか、削られながら「火薬の爆発エネルギーを漏らす事無く、受け止めて前に進む」ワケで(多少は漏れる)
あ、現在の戦車砲=滑腔砲はライフリング無しで、尚且つ弾頭部は砲の内径よりも遥かに小さいけど、爆発エネルギーを受け止めるスカート?スリーブ?が付いてて、砲身から出た時には外れる様になってる=砲身内に於いては砲の内径と、弾の外径は同じ…と考えて良いんだよな?
ココから考えると、この『ただの弾じゃない弾』の弾頭部は、通常の357と同じで、薬莢部分=火薬が多いと言う事で…次元のM27のシリンダー(弾を入れる蓮根の穴みたいな筒)は「1発分だけ薬莢が太い弾が入る様に、内径を拡げてある」と言う可能性が…?

 

等と、話の筋から大分離れてしまった…(つづく)