五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

帰らざる日々 ~STL編(後)~

(前)に続いて投手関係の先発ローテから


1番手:C.カーペンター
サイヤング獲った時は完璧でしたね。「三振が取れる」「塁に出られても次の打者をWプレー」…見てて負ける気がしなかった。
オマケに超大事なポイントである「常に冷静な態度」。
ハッキリ書けば、ザンブラーノとかクレメンス(NYY時代)が取ってた恫喝的な態度は大嫌い(僕から言わせれば『稚拙な恫喝』に相当)←まぁ、彼等がリリーバーだったらOK!かも?
もう、あー言う姿は見られないのかね?(放送が無くなるから実際見られないのだが…)


2番手:M.モリス
STL晩年は酷かったけど、見始めた頃はSTLのエース…と言って良かったよな?
ペン太にしろ3番手のウッディーとかウェインライトもだけど、メイン武器のカーブ。
彼のコレを見た時は「日本のカーブとは違うなぁ!」と思った(MLB全体の傾向かな?)。
どーでも良いけど、何でアメリカ人て髭を伸ばしたがるのかね?
モリスなんて髭が無い方が20%増しでカッコいいのに…って、アムロ作成シュミレーターのグフの数値かよ?(ザクの20%増し)


3番手:W.ウィリアムス
彼も「我を忘れる」と言う姿を見せた事無いよな?
打撃のトコでも書いたけど、打つ方も結構良くて「メジャーの投手はNPB!とは違うなぁ!」と感心させてくれた人。
彼は髭を生やしてたけど、モリスよりかは似合ってた(と思う)。
STLを出て以降、打ち込まれる試合ばかりを見た印象が有って…それが凄く悲しかった…『STLを出てからも、応援していた人』の代表格。


4番手:B.ルーパー
当初はイズリングハウゼンのバックアップと思ってたけど、クローザーになる前に…と言うか、イズリングハウゼンが使えなくなる前に、先発ローテを支える人間になってしまった(悪い事では無いが)。
全然先発をやってなかった割には頑張ってると言うか、将来的にもっと安定した成績が残せると期待したいのだが…FAだったんじゃなかったけ?
この人はFLA時代にアービナ獲得でクローザーを外されて、それから監督と揉めて…と言う前科持ちなんだけど、STLに来てからは…特に揉めてないよな?(色々と立場が変わってる割に)
彼もポーカーフェイスと言うか、いつも笑ってる様な顔で投げ続けてて、それが何となく頼もしく見える人←抑えてる時はね。


5番手:S.ポンソン
確かに途中から成績が急降下したけど、出だしの5試合だったかな?見事な復活と言うか更正ぶりを見せてくれたんだけど…。
モリーナとの真剣な遣り取りから、「必死で再生しようとしているな」と感じさせてたのに…まー、STLを出されて直後辺りは全然×だったけど、それ以降は結構良い数字は残せてるみたいで、それが何となく嬉しい(顔も何か憎めない顔なんですよね)


STL(ラルーサ)と言えば、『ラルーサ・スペシャル』と言う事で、ブルペンにも面白いキャラが多かった…。

左投手
S.クライン
先ず、何は無くとも『帽子が汚かった』。『S.クライン ベースボール・キャップ・デー』と言う、「クラインレプリカの帽子(茶色のスプレーで汚し塗装がされてる)を配る」と言う企画が成立するぐらいに汚い帽子だった。
彼が居た頃にもイズリングハウゼンが怪我をしたかで、代役クローザーを務めてたりしたけど、彼がクローザーとかする姿を見ると「ティーガーの不足でⅣ号をパンツァーカイルに使ってる」と言う雰囲気がして、妙に萌えを覚えたモンです。


R.キング
クラインの後任として左の切り札を勤めた人。純粋な対左のワンポイントだけじゃなく、イニングを任せられる存在に成長して行く様がカッコ良かった。
あと、私服が『黒地に白いストライプのスーツ+白のボルサリーノ』と言う感じの、“マフィアちっく”なカッコらしく、その私服を見たかったなー(日本人でそのカッコが似合うのは“キング・カズ”だけだろう…同じ“キング”繋がりか?)


右投手
B.トンプソン
セットアッパーにロングリリーフと、お子ちゃまな顔をしてる割にタフな働きぶりで…「これだけ頑張ってるんだから、先発の足りない今こそ、先発させてあげよーよ!」と思ってる中先発…した割に期待を外し捲くっててくれたなぁ…で、ぶるぺんに戻っても調子を落としたままだったり…ま、ブルペンで頑張ってくれたんだからOKですが。


J.タバレス
問題児と言うか、STL時代にも色々と有りましたなぁ…(やはり松脂事件か?)
キングと同時期にSTL入りして、当初はキングと揃って「何しに出て来たっ!?」って事が…まぁ、見た試合に限れば多かった。
ところが終盤には『STLに於ける“帝国の双璧”』と言える位に、タバレス&キングの完璧なリレーを何度も見せて貰った…しかし、キングとタバレスのキャラを考えると、キング=ミッターマイヤー,タバレスロイエンタールとなるので、こんな事を銀英伝ファンに見られたら炎上に繋がりかねん…。


抑え投手
J.イズリングハウゼン
ま、クローザーとしては終わった…イヤ、既に2シーズン位前から終わってたんですがね。
それでもココ迄『OAK出身のクローザー』で、OAKを出て以降も活躍した人居ないんじゃね?ってトコは評価すべき。
この人の座右の銘は“GO HARD OR GO HOME”とか近藤さんが言ってたっけ?
最早ハードに行けなくなったワケで、家に帰る(引退)時は目前なんだろうか?…クローザーじゃなく、ブルペンが務まるか?と言うと…『イニング頭から』に限定するなら行けそうだけどな…。


と言う事で、今迄何度も書いてきた事も重複しちゃってるけど、コレが僕の選ぶ『STLベストナイン+投手陣』ですね。
最強の時期と言えば間違いなく2004年で、ココに上げた名前が一番揃ってた年でも有るワケで…だから、2006年よりも2004年に世界一になって欲しかったと言うか、それが無念です。

では、恐らくは今後STLの試合を今迄の様に見る事は無いでしょう(と言いながら、来季開幕前にスカパー!が「急遽MLBライブ、放送再開決定!」と、現状を覆すかも知れないし、最後迄それに期待してるけど)。
ココに名前を上げた選手も、名前を上げなかった選手も、それから記憶の彼方に消えて行った=名前すら忘れてしまった数多くの選手達も、全員にお礼を言いたいと言うか、とても素晴らしいモノを見せて貰えた事に感謝してますし、皆さんを応援して来た自分を…ちょっとだけ「いいトコ見て来たよな」と自慢したいです。ありがとう!