五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

RACERS vol.6 Kawasaki GP Racer

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大型本:99ページ
出版社:三栄書房
ISBN-10:4779610206
ISBN-13:978-4779610202
発売日:2010/9/24
 
SSスレでよく有る話。
折角惹かれるタイトルと設定(特に朝キョンだったり、姉ネタだったり?)の面白い内容で始まって、暫く…と言っても50スレ辺り迄進んだ所から>>1の投稿が停まり、あとはひたすら保守と支援だけのスレが続く…まぁ、さるさん喰らったとか、急用が出来たとかの事情も有るんだろうけど…ちょっ裏切られた感も相まって、「最後迄書かないなら、最初から書くなよ!」的な怒りを覚えたりするワケだ。
GPに於けるカワサキにも似た様な感想を…こっちはさるさんどころか、社会情勢とかに左右されて、話のスケールは全然違って来るんだけど、やはり「最後迄参戦しないなら、最初から参戦すんな~」みたいな(てか、vipのSSスレと、GP参戦を同一に語るなよ!みたいな?)。
 
ま、カワサキファンの人とかには怒られそうだけど、本の中に書かれてた川崎の部長さんが言ってたとか言う「ライバルはホンダでもヤマハでもスズキでもなく、三菱重工だ」とか、「バイク軽視では無い」とも言ってたけど、そう言う「ライバルではない!」と言い切った相手と、マトモに勝負出来る様になった途端『撤退しまーす!』とか、やはり好きになれないメーカー(でも、TT-F1とかの頃は好きだった…と言っても、あれはメーカーとしてじゃなく、宗和選手やら多田,塚本選手辺りのキャラクターとか、チームグリーンの雰囲気のお陰だけど)
 
最後の『参戦と撤退を繰り返す、カワサキに未来はあるか』の締めに、「ライバルマシンと同等、いやそれ以上の~サーキットに戻ってくるのも、そう遠くない未来かもしれない」と書いてるけど、もし戻って来ても、また4~5年もしない内に、どーせ撤退するって。
 
 
なワケで、カワサキに対する偏見の固まりな自分は、この号はあまり期待してなかった。
正直、KR500とか余り好きじゃないと言うか、ロードレースも興味が無かった頃、田宮のカタログの1/12シリーズのKR500を見て、他のYZRとかNSを見て何とも思わなかったのに、KR500だけは「ナメクジみたいでカッコ悪い」と思ったぐらい。
KR250/350のタイトルにしても、リアルタイムでは知らなかったし、そもそも「TZワンメイクの中にワークスが出て来て、勝って当然だろ?」と迄思ってたと言うか、軽蔑に近い感情すら持ってた。
 
ところがコレを読んで…特にバリントンの撤退に対する怒り→その後の顛末の辺りとか、当時のケン鈴木さんの話と、後年のバリントンとケン鈴木さんとの会話とか…やはりレースの現場に携わってた人達の話には、心惹かれる部分が有って…ま、TT-F1のチームグリーン絡みと同じで、結局はメーカーの都合は勝手で、現場が右往左往するのって、レース界ではよく有る話なんだけど。
 
忘れてた!『'81年シルバーストーンの18ラップ』って、『オランダGPの16ラップ』by竹島将&泉優二ネタだよな? 
 
てな感じで、こっちは期待を裏切ったと言うか、楽しませて貰った。
正直、「カワサキの話よりもRVFシリーズを先に出版するべきだろ?」とか思ってたけど、タイミング的には良かったかも?
と言うのも、次巻は待望の“Marlboro YAMAHA Part1”。
それも表紙は87のYZRになりそう…前期型なら『(笑)』を付けたかも?と言う事で、11/24が待ち遠しい。