五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

只一筋に征く【大型本】

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大型本
出版社:ザメディアジョン
言語:日本語
ISBN-10:4862500218
ISBN-13:978-4862500212
発売日:2006/12/1
 
コレも知覧で買って来た。
コッチは現地で知ったエピソードを補完する話も多かった。
 
巻末に『アメリカ海軍が伝える、特別攻撃隊の戦果』として、アメリカ側の発表した数字から、戦果率を上げてるが…確かに全戦争期間44ヶ月中、沈没艦艇の21.3%が特攻によるもので、キルレシオ…とか書くと切ないけど、約8:1…8機の特攻機で1隻沈めたと言う事らしい。
コレを成功と言うべきなのか?
「彼らが無駄死にでは無かった」と言いたいのかも知れないけど、何か違うんじゃないか?って気もする。
正に『統率の外道』であって、かつての命令を出す側が「この数字からも特攻は成功だった」とか言ったら、地獄へ落ちろ!と言うしか無い。
 
『ほがらか隊』の荒木幸雄少尉から、弟達へ宛てた手紙が載ってる。
そこには例の『犬を抱いた17歳の少年』とは別の、弟達を思い遣る兄としての姿が見える。
 
つくづく思う。
戦争は最低だ。
決着付けたかったら、国のトップ同士で殺り合えば良い。