昨年の話 9月 北海道 3日目 倶知安〜釧路
3日目
当然、始発…では無い。
大昔、拝啓!!鉄道人で知った小樽発の気動車+電車の協調運転。
小樽に到着して、電車と接続されて【 963M 】。
この小樽での接続〜札幌迄は、以前に見学(と言うか野次馬)して乗ったので、その前部分の為に倶知安入りしときたかった。
途中迄は外も眺めつつも、途中から混み始めて景色は見られなくなった。
でも後日来るの予定だったので、別に気にせず半分寝てた。
小樽へ着いたけど、何か車両故障とかでダイヤが乱れて、ホームに人が多かった。
前来た時は…あ、休日だったから人が少なかったのか。
兎も角、あまり落ち着いて野次馬出来なかったので、以前の分の写真を貼っとく。
後は札幌の途中で降りて、音の違いを確認したり…でも列車が遅れた分、少しヤバいかな?と不安で確認するのに時間掛けてしまってた。
札幌から帯広迄は、スーパーおおぞら3号。
特に何も無く、朝ご飯食べたのにお腹減ってたので駅弁食べたり。
で、帯広着いたらまた駅弁買って…
一応は乗り鉄だけど、何だろ?グルメ鉄?と言うか、「折角乗り鉄するのなら駅弁食べたい!」、「乗り鉄してコンビニ飯は負け!」と思ってる(他人の事は知らない)。
まぁ、そこのコンビニ独自のならOKか。
帯広からは鈍行。
ホームに上がる前、改札口かな?
列車が熊を轢いてダイヤが乱れた事が書かれてた。
当初は早く宿に入る気も有ったけど、勿体無いので時刻表を眺めて降りる駅を決めた。
1個目、古瀬駅。
降りて、反対側ホームへ行こうとして(行く必要無かったのは後で判明する)、「やはりヤバくね?」とビビり入った。
ヤバいってのは「熊、出ない?」って意味で。
ココで降りると決めた時、半分は「熊が出ても仕方ない」程度の…覚悟とは違う、何か「しゃーないかー」的投げやり感も有ったのに、反対側ホームに着いたら、ビビって膝がガクガクしてた。
ヘタレ丸出しだけど、普通に「あー、未だ死にたくないし、死ねないなー」とか大袈裟じゃなく感じてた。
無駄かも知れないけど、iPhoneに入れてる音楽を最大で流し、それに合わせて歌ってた。
で、歌いつつ、特急も通過しつつ…「熊が轢かれたって事は、煩くても線路際迄来るって事だよな?」と頭に浮かぶ。
ホームでビビってたら、スズメバチが飛び回ってんなー!と思ったら、胸の高さでコッチへ一直線に飛んで来て…躱した筈だけど、何処へ飛んでったのか?も見てない…ビビりまくってたから。
「もう帰らせてくれー」とか、戦争映画みたいな事を呟きながら、やっと列車が!…
え!?何でそっち!?
走った!
脇目も振らず。
この階段に躓いた。
「最後の艀が出るぞー!」
「待ってくれ、戦友!!」とか、冗談抜きに感じはそれ。
「どんだけビビりやねんwww」だろうけど真剣。
列車のドアが閉まり動きかけて…止まって下さった…申し訳ありません。
運転士さんに「乗るのでしたか!」と言われ、「すみません!待つホームを間違えていました、助かりました!!」と。
降りたら未だ息が乱れてた。
写真撮って待合室へ入り…とかしてたら特急が来たり。
息を整えやっと落ち着いて…冷静になって「良い駅じゃないか!」と気付いたのは、結構な時間が過ぎてから。
間なく目的の列車が来て、バタバタとして勿体無かったけど離脱。
ちゃんと「どっちのホームに来るか?」は確認しといた。
古瀬駅で列車交換待ち。
こうして文明の逃げ道が有ると、なんて事の無い駅に思えた。
釧路駅に着いて、セコマへ行ってホテルへ。
と言う感じで3日目が終了。
真剣、カツゲンが身に染みた。