五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

家族(2005年7月13日)

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例えば「家族の不幸が有っても」、日本の選手なら当然試合に出場して(活躍すれば)、翌日のスポーツ紙1面は「天国へ届く本塁打!」「母に捧げる完封劇!」なんて見出しが躍ったりするけど(別に悪意は無いッス)、メジャーを見てると(TVですが…)「家族の不幸」は言うに及ばず、「お爺さんの葬式」「家族の問題」果ては「娘,息子の卒業式」でも、平気で家に帰っちゃうみたいです。
この考え方に対しても悪意は無いし、むしろ僕個人は「そんな時」に仕事を休める社会に憧れたり…今考えて見ると「バースが息子の病気で帰国した!」(いつの話だ?)のも、「アメリカ人なら当り前ぇ~♪」だったのね。
で、今日のオールスター。N.L.の「オールスター先発遊撃手としての最低身長記録」を更新したエクスタイン(以前の記録は誰?)は、日曜のSF戦終了後オールスターの為にデトロイトへ移動した後、日課にしている「お父さんへ電話」した際に父の異変に気付き、母へ911電話(日本での119番)を掛ける様に指示、救急搬送後「意識不明でICUに担ぎ込まれた」らしい。
彼のお父さんは腎臓病で人工透析を受けていて、今回の「息子の晴れ姿」も断念。8月には腎臓移植手術を受けるらしい。(確か兄弟と姉妹がいた筈で、内3人も移植を受けたらしい)
彼自身は「帰る事は考えなかった」と言ってて、お母さんも試合に出場する事を理解…と言うか、「出場する必要が有る」と考えてたみたい…とは言え、彼なりの葛藤が有った筈。
でも結局彼が出場を決意したのは、お父さんの「息子とはいつも一緒だから、デトロイトに行く必要も無いし(行けない事を悲観する必要は無い)、息子はいつも連絡を取ってくれる…そして、お互いに『いつも一緒だ』と言う事を知っている。」と言う言葉なんだろーね。

写真:オールスター出場のエクスタイン。この写真だと尚更「彼の小ささ」と「アスリートの孤独」が強調されてます…でも、何となく彼の家族の姿が見えて来そーなのは「巨人の星」の影響か?←左門豊作?