五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

映画『ルパン三世 カリオストロの城』 その⑫

①~⑪とダラダラと書いて来て、いつになったら終わるのかな?って感じの進み方で…ま、「それだけ思い入れが有るんだ…」と言う事だ(と自分に言い聞かせる←昨年の『汚れた英雄』の時も、こんな言い訳をしてた)
でもまぁ、MLBのシーズンも始まるし、コレで一応最終回(にしよう)

って事で、肝心要のカリオストロ公国大公息女:クラリス・ド・カリオストロ
確か『東京タワー』のリリー・フランキーって人も、『恋した事のある唯一のアニメキャラ』に彼女を上げてた(だからと言って、自己弁護には繋がらない?)
兎も角、彼女抜きにこの物語は始まらないって事は無いけど、単なるお姫さまに終わってないキャラ…と思う。

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          って事で、TV放送される時は必ず(?)このシーンで“クラリス(声:島本須美)”と
          テロップが出てた記憶が…

島本須美って人…もうこのネタはイイか…(でも一応…僕が他に印象に残ってるのは『めぞん一刻』の音無響子…響子さん、好きじゃーっ!)
まぁ、普通お姫さまってのは「守ってあげる(守らせて頂く)」と言う存在…のハズなのに、ルパンは時計塔周りで都合何度助けられてるんだ?ってぐらいに、ルパンを助けてる。
まぁ、本人に記憶は残って無くても、子供時代にもルパンを救ってるので…コレも運命の赤い糸みたいなモンだろーか?


正直な話、アニメキャラを好きになる等と言う症状は、昔から発症していたワケでは無く…コレ、最初に書いた様に劇場公開された時を知らず、読売系の水曜ロードショーで初めて見たんだと思う。
で、キャラが可愛らしく描かれてると言う事よりも↑に書いた様に『ルパンを救うシーン』のコレ↓で度肝を抜かれた…
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シーンとしては…「ルパンにトドメを差そうとした伯爵を阻止する為に、自ら湖に引き落とそうとする」ってヤツで、かなり衝撃的だった(大袈裟か?)
そのシーン以前にもイイ娘さん的な表現が有って…返事にしても「はいっ!」と言うんだけど、その「はいっ!」ってのが…コレは島本須美の上手さだと思うけど、何て言うか「はいっ!」と言う返事だけでも胸がドキドキすると言うか…←病院へ行け?


最後の       イメージ 3
    私も連れてって! 泥棒は未だ出来ないけど、きっと覚えます!
                  …わたし、わたし…お願い! 一緒に行きたい!
              
コレを聞いて、何とも思わない男は居ない!…とか書いちゃうと問題有るんだろうな…多様性の有る社会だし。
でも、僕はこんな事を言われて、それでも自分の世界に連れて行かない事を選択出来るだろうか?って、そんな心配する必要ねーよ!
ローマの休日』って好きな映画ですが、アレのラスト…写真を王女に渡して、記者会見も終わって一人帰って行くグレゴリー・ペックと何となく被る様な?…全然ちげーよ!(違うよ!)って言われるだろうけど…その…お互いの淡い恋心みたいなモノと、お互いの住む世界の違いと言うか…ま、無視して(だったら書くな)


彼女はルパンに対し「おじさま」と呼びかける…ケロロ軍曹のモアちゃんは、この呼びかけをネタにしてるのかな?
…気が付けば、自分も彼女ぐらいの年頃に『おじさま』と言われるような歳になった(なってしまった)
まぁ、こんな物語の様な話に出くわす事は無いだろうけど、歳相応に落ち着く必要は有るな…て言うか、こんな風にアニメの話を書いてる時点で、『書類審査で失格!』て感じ。

物語の最後、次元がルパンに
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     良い娘(子)だったなぁ~ オメー(お前)残ってても良いんだぜ
          
ルパンはマジな顔で、多分クラリスとの別れを反芻…と言うか、チョッと感傷的になってる…が、この台詞の直後には不二子,銭形が再登場し、カリオストロでの物語(非日常的な夢物語)は終わり、ルパン(及びルパン一味や銭形)に取っての日常へと戻って行く…それを象徴してるのが、カリオストロからの道が街=日常へ繋がって行き『完』の文字が(「コレで夢物語は終わったんだよ」と言う、製作者からのメッセージのハズ)
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でも、観終わった僕はクラリスに心を奪われたまま日常へ戻れず、アニメキャラに恋する事から抜け出せずに居る…(だから医者に行け!ってか?)