五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

1989 鈴鹿決戦  その①

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ディスク枚数: 1
販売元: ウィック・ビジュアル・ビューロウ
DVD発売日: 2007/11/23
時間: 58 分

『1989年の世界選手権ロードレース第1戦鈴鹿』ってのは、生まれて初めて生で観たレースでした…初体験がこんなに素晴しいレースだった事に対し、何と言う幸運に恵まれたんだろうと今でも神様だか情報統合思念体だか、そう言う存在に感謝してます。

DVDは500ccクラス決勝を完全ノーカットで収録し、実は…と言うほどでも無いけど、以前出てた公式のVHS版は持ってて…だからDVD版が出たのは知ってたけど、買う必要性は感じてなかった…でも残念な事に、VHS版は実況が後入れしたヤツなので『完全版』ではなかったワケだ(記憶が正しければ)

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んで、今回のDVD版は音声も当時のレース実況と言う、要するにサーキットに居たそのままの状況が再現されてるのを知り即買い。
そう言う事は…

みし奈節:絶叫したかと思えば、「ゼッケン三番のぉ(↓)」と妙に語尾が下がったりする。
伊藤節:「さぁ、西コース、ヘアピンよりお伝えします!」

が炸裂!しまくるワケで…もう、それだけでご飯が何杯食べられるんだろか?って位の買うに値するDVD…(と宣伝もしておく)
っちゅー事で…いや~っ!買って良かったよ…当時の事が走馬灯の様に蘇るわ…←死ぬわけでは無いが、ある意味臨死体験(?)

って事で、キャプった画像と共にDVD内容と言うか、レース内容を振り返ってみましょう!

先ずはポールポジションの…みし奈実況風に書けば
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      資生堂ヤマハ、TECH21所属。マシーンはYZR
           …ゼッケン21番
        平忠彦選手!

って感じだったかな?(何せ約20年前の話だし)


しかし、ココで残念な事に(いきなりネガな話題だな)、このDVDは『予選の模様が収録されていない』。
ま、コレは仕方ないんだろうけど…あの『予選からレイニーとシュワンツが12秒台のバトルをしながらタイム更新』と言うとんでもない予選とか、『ピットアウトの度に必ずウィリーで出て行くマモラ』…コレらを入れれば、更に盛り上がるDVDになったのに…。
そして極め付けが、12秒台が出た中、第4セッション終了間際…そう、みし奈さんが『鈴鹿の絶対コースレコードは故高井幾次朗の持つ2分12秒云々~』と言うネタが何度も繰り返される中…

『手元の計測で平が2分11秒台っ!?』

と言う絶唱→その時はヘアピンに居たんだけど、サーキット全体が

     『うぉーーーっ!!!!』

と言うどよめきに包まれ…あん時は全身の毛根と言う毛根全てで鳥肌が立った。
ま、高井の愛弟子と言えば本来は木下恵司だったのだけど、この年はHRCをクビになって阪神ライディングスクールカラーでRS500エントリーだったし…って事で、『ヤマハワークスの平』が、『ヤマハワークスだった高井』の絶対コースレコードを破ると言う事にドラマを感じたワケだ(コレを書いてるだけなのに鳥肌が立ってる←何処かおかしいんじゃね?)

で、ポールに立つ平…この日のレース、125cc(当時はGP3とか言わなかった)は“アスパー”マルチネス、250ccがコシンスキーと2人がポール・トゥ・ウィンだったので…もう、「ひょっとして500ccでも?」と平に期待しまくり(最低でも表彰台!)
いつか日本人の500cc勝利が見たくて、例えホームの利だとしても、ココで平の勝利が見れれば…ミザノの表彰式が再現されれば…と、この時点で半泣きだった(情けねー)
ま、現実は厳しかったワケで…それは続きの中で書きましょう。


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スペンサーが好スタート!…正直ビビったと言うか「あのフレディーが復活!?」とワクワクしてしまった(全車がスタートした後、N1仕様だったかのサイバーCR-Xがマーシャルカーか何かで最後尾からスタートするのだが…「音ばっかりでおせー!(遅い!)」と言うのが、メチャメチャ印象に残ってる←カッコは良かったんだけどねぇ)
しかし、この程度の興奮は前菜どころかテーブルにも着いてない『お店に入ったトコ』ぐらいのレベルなのでした…。

と言う事で、スタートする前の時点でこんだけ書いてしまったので、続きは『その②』で(って、このペースだと1時間程度のレースを何回に分けて書かなきゃならんのか?←ネタの節約にはなるよね)