五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

1989 鈴鹿決戦  その⑤


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2人のバトルを観てて「時間よ止まれ!」と言うか「ずっと観てたい!」と思ったが、始まりが有れば終りも有ると言うか、レースは確実に周回数が決められてて(当たり前)珠玉の時間はあっ!と言う間に過ぎてしまう…それも拍子抜けな感じで。

忘れてたんだけど、ガードナーが19周目に2度目のコースアウトをする前、17だっけ?18周目だっけ?の裏ストレート。
スプーンからの立ち上がりはシュワンツが前だったけど、一旦下ってまた登る辺りでレイニーが前に出て…
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   もうっ! お前、どっか行けや!!
とばかりにレイニーがシュワンツに「あっち行け!」と腕を振る…冷静なレイニーがねぇ…それだけヒートアップしてたんでしょう。
そして最終コーナーを下って来る際、みし奈さんが「共にアメリカ人!」と叫ぶ。
そう、AMA時代からずっとやり合ってた間柄…実は辻本もこの2人の間に割って入り掛けたんだけどね…頸をやっちゃうと…イヤ、頸をやった後、あれだけ走れたんだから大したモノではあるか…←でも、それを言ったらローソンも頸をやってて世界チャンピオンだからな(とローソン贔屓)
そう言えば、AMAスーパーバイク時代って、レイニーはVFRに乗ってた様な?ホンダは見る目無かった?(でも逆にドゥーハンはTT-F1とかの頃ってヤマハに居た様な記憶が…ドーソンとトゥーハンを天秤に掛けてドーソンを取ったけど、ドゥーハンが伸びちゃったので引き分け?)

残り3周…なのに2人のラップタイムは12秒台を記録…流石に終盤の勝負どころ。
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そんな中、平が8位で通過…もうこの時点では平の存在は頭から消えかけ…何と薄情な男。
しかし、先に書いた様にこんなバトルでは仕方なかったんだよ…。

残り2周の時点で0.6秒差とか言ってる…今見てても「このままレイニーが逃げ切りそう…」とか思ってしまう間隔。
「やはりキングの正統な後継者になるんだ」とかそんな感じだった(でシュワンツは「速いのと強さは違うか…」みたいな感じだった)

遂にラストラップ。あの差がスプーン立ち上がりで滑らせ過ぎたのか差が詰まる…と思ったら、ラスト2周目に11秒台を記録してた!もうクレージーと言うか、序盤の追い上げだけじゃなく、レースの殆ど終わり間際に11秒台って…。
1コーナーでレイニーをパスし、シュワンツは兎に角スパート。
シュワンツの挙動は滅茶苦茶。殆どバイクが直立に近い状態でもズルズルと言うか、グリグリ!って感じで蛇行してる感じ。

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そして最終コーナーを下って来るシュワンツ。ストレートでガッツポーズ!(このアングルで観てたオイラもガッツポーズ…アカン、コレ観てて涙出て来た←大丈夫?)
'88もガードナーとのバトルを制して…インパクトがデカイ!
そう言えば'88はTBS系が放送してて(この'89はTV大阪)、実況を石川アナがやってたのだが…「シュワンツ素晴らしい!」とか叫ぶのは良いのだが、何がどう素晴らしいのかを言及せず…今はスカパー!MLB中継にも出て来るけど、同じ様に「素晴らしい!」と叫ぶ時が有り…相変わらず何がどう素晴らしいのか言及しない…ま、最近は『実況石川=日本語OFF』なので、今も叫んでいるのかは知らないけど…。
あ、インディーカーの中継の時に、裏のF-1を結果を言って非難轟々だった事も有ったな…その頃から好きじゃないんだよん♪

兎に角、喜びを爆発させるシュワンツ…でも、そこは流石にアメリカ人(?)
お互いの健闘…それもクリーンなバトルだったと思う…を称えるべくレイニーへ手を差し伸べるが…

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レイニーは拒絶!シュワンツは「何怒ってんの?」と言う感じで…そう、コレが拍子抜けな幕切れだったので…もう、超有名なエピソードだけど、要するにレイニーは「もう1周有る」と勘違いしてた。
コントロールラインに有る表示は「自分が通り過ぎた時に1カウント減る」ってのを忘れてたのね…それでこの凡ミスを犯した自分に腹を立てて、思わず拒否ってしまったと言う事らしい。
まぁ、初戦で勝てたかも知れないレースが2位になり…でも、未だこの程度なら十二分にカバー出来た。
事実、シーズンのタイトル争いはレイニーが主導権を握り…最大のミスがアンダーストープのストレート前のハイサイド…アレ、生中継じゃなかったハズだけどTVで見てて、深夜に思わず「あーーーっ!」って大声出してたもんな(転倒直後、レイニーがピットへ戻らず林の方へ向かって行く背中がカワイソス)

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大喜びのシュワンツ…コレは昨年のでお馴染みとなった光景で…この辺の感情の爆発!が『バリバリ伝説』の@ラグナセカの元ネタですね。
このスタンディングガッツポーズ。練習…はそんなに必要ないけど、慣れる迄怖かった…で、昔はガソリンスタンドで客引きでチェッカーフラッグを振ってるのを見付けたら、その前を通る時にコレをよくさせて頂いた…考えたら、お巡りさんに見付かったら『安全運転義務違反』とかになったんだろうな…よかった、見付からなくて(事故もしなくて)

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で、その①で出題した「ローソンは何位になるでしょう?」…正解は3位!
完全にバトルに意識が行ってて…イヤ、コレは僕だけじゃなくてみし奈さんの「ローソンが3位です」の声に

  『いつの間に!?』『流石ローソン!!』
って周りの人達も驚いてたもん(俺も)
で、正直『目指せポイント圏内!』だったのが3位…確かにガードナーが2度もコースアウトしてくれたお陰だろうけど、この厳しい状況(怪我)+ホンダへ移籍した1戦目…正に

  “ステディー”エディーの真骨頂!

って感じで、この3位と言うのはポイント上でも大きいんだけど、ローソンなりの手応えみたいなモノも感じられた…と当時は思ったんだけど、結局のところ他のGPライダーが大挙して8耐にエントリーする中、中断期間を利用してテスト三昧…ガードナー向けの低剛性フレーム(だから怒られる!)を補強だらけの殆ど別物にして後半へ突入…この辺のフレーム剛性の話でも、如何にガードナーがコーナーで負荷の掛からn…止めとこ…でも、当時のレース雑誌では散々書かれてたし、僕が書いてるんじゃないのでガードナーファンは怒らないでね(だから、ホントにガードナーも好きだったんですって!…'85迄は←おい!)

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で表彰台…翻る3本の星条旗(風が足りなくて『翻る』と迄行ってないか)
確か、自分もこの画像と同じ様な写真を撮ってるハズ…なんだけど、何処に仕舞ってるんだろ?
しかし、正直なトコ3位ぐらいには日の丸が入って欲しかった…ま、それでもこれだけのバトルが見られて、3位にはローソンも入った…このレースが終わった後帰宅しなければならなかったのだが帰りたくなかった…バカな話だけど、「ココに住み着いてるカラスになりたいな…」とか思った←レースも観れるし、残飯が豊富で食い物に困らないし…って(ホントにバカ)

そうそう!シュワンツがゴールして直ぐにスズキのピットに…
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と出て来て…「勝つ気満々だったのかよ!?」と笑いが聞こえてたな…あー、タイムマシン、早く実用化されねーかな?
実用化されたら、絶対にこのレースをもう一度観に行くぞ!ドラえもん、早く俺んちに来てくりゃれ!

多分その⑥と言うか総括みたいなのに痛い文章が続く…