五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

1986年 第16戦 オーストラリアGP(アデレード)

いよいよ'85-'86のF-1レジェンズも最終回。
何と言っても『例のアレ』が起きるレースと言う事で、当時は其処に至る迄の話を殆ど知らず今回のレジェンズで…抜粋と言うか厳選されたレースで追い掛けさせて頂きました。
改めてフジTV721に感謝すると共に、この企画にGOサインを出された偉いさんやスタッフに感謝します(だからパクリを許してね)

終戦を迎えての状況が、マンセル-プロスト-ピケのスタンディングで、マンセルは3位以内に入ればタイトル決定!
先に書くけど…プロストがタイトルを決めちゃうんだけど、プロストは『優勝+マンセルが4位以下』がタイトルの条件。
ピケも優勝+マンセルが…なんだけど、キチンとしたポイントを知らないので何処かで調べてね(誰に向かって言ってるのか?)

川合ちゃんが言ってた様に、こう言う「3位で良いや」的な状況だと守りに入ってしまう分、いつもの流れを失い易く…ましてやマンセルはイケイケで来た分、こう言う結果になったのかな?
番組中では「2007年シーズンに似てる」と言ってたけど、コレはそう言う限定な話じゃなくて、レースではよく有る事だと思う…と言うか、記憶している←直ぐに浮かぶのは'90の250ccのコシンスキー対カルダスとか?

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確かにタイトル迄あと少し!と言う状況で、左リアがバーストしたマンセルは気の毒と言えるし、プロストのタイトルはそれのお陰と言えなくもない。
でも、35周目(だった?)のベルガーと接触してプロストはタイヤを交換。
ココでグッドイヤーの技術者がプロストの外したタイヤを見て「他の人も最後迄持つ」と判断し…でも「プロストだから最後迄持ったかも知れない」と言うタイヤ状況だったワケで、プロストよりもタイヤに優しくない走り(縁石にもガンガン乗せて行く)マンセルやケケを同列に考えちゃ行けなかったのよね…。
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それだけプロストのタイヤマネージメントの上手さが抜きん出てたってのと、「燃費が-5ℓの表示が出てたけど行かざるを得なかった」と言う、表示の不正確さに対する博打だけじゃなくコレも川合ちゃんが言ってた様に、省エネしながらもスピードを維持出来る能力もプロストは高かったワケで…コレは'88のイベリア半島決戦の時にも証明されたけどね(来オフは'87-'88の分が放送されるのか?)

この'86シーズンって好きで、何と言うかテクノロジーをドライバーが凌駕したと言うか…ハッキリ言えばホンダのエンジンは最強!かつ燃費も良い。他のチームはとても太刀打ち出来ない…でも、マシンのハンデ(シャーシーは負けてないか)をチームの総合力と、何と言ってもプロストの力で打ち負かした!みたいな?
モータースポーツって、スポーツの中では一番『道具の力に左右されるスポーツ』で…でも、あくまでも人間の戦いと言うか人間の力を見たい。
確かにマシンの開発とかも人間臭い話に溢れてて、当時のホンダのエンジン開発の話なんかは凄く面白い…でも、ドライバーがレースの勝敗を決める最後のファクターと言うか切り札であって欲しい…無い物ねだりに近いけど…。
翌'87にはホンダの力がもっと発揮され、'88に至っては…まぁ、ホンダに乗ってたのがセナ+プロストじゃ正に鬼に金棒だったんだけど…その、話題の中心にはレーサーが居て欲しい。
コレはあくまでも個人的な印象だけど、そう言う時代は今回の'85-'86辺りが最後に思えるんですよね…。