五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

ロバート・B・パーカー読本

イメージ 1

編集:早川書房編集部
ハードカバー:293ページ
出版社:早川書房
言語 日本語
ISBN-10:4152089598
ISBN-13:978-4152089595
発売日:2008/9/26


昔、『スペンサーを見る辞典』と『スペンサーのボストン』と言うガイド本ちっくなのが有ったけど(『スペンサーの料理』とか言うのも有ったけど、料理は興味無いから買ってない)、今回はスペンサーだけじゃなく、パーカーが書いてる作品全体のガイド本っぽいヤツ。
とか言いながら、ブレンダ・ローリング絡みの短編が収録されてて、その辺の消えてった理由と言うか顛末も収録されてる。
正直、その話を読んだからと言って…これまた後味の良い話とも思えなかったので、別にコレ目当てで買う必要も無いかな?って感じ。
寧ろ、スペンサーの少年時代…少しずつしか語られていないので、実際にスペンサーの父、おじさん達の生活と言うか、スペンサーの成長してゆく様を1冊の本で読んでみたいと思ってるんですが?←所謂『外伝』ちっくな感じで(と思うのは、日本人的発想なのか?)

スペンサー以外のシリーズは興味ないので(『暗夜を渡る』だけは読んだか?←少なくとも本棚には収まってる)、各あらすじを読んでも特にアレなんだけど、スペンサーシリーズの書くあらすじを読んで…読んだハズの本なのに、最近の作品ほど『あらすじを読んでも「そうだった!そうだった」と思い出す事が少ない』と言う事実に気付いたと言うか、最近の作品になればなるほど印象に残ってなくて、事実読後のカタルシスみたいなのを感じたのはいつ以来だろ?
って感じで、結局は続いてるから読んでるだけっぽい感じになってるな…てか、続きすぎじゃないの?
「最近は『老人の性』の話としか思えない」と言う感想に、思わず吹き出してしまったりするぐらいだし(だったら読むの止めれば?)。

巻末のTVドラマ化された作品の評価は面白かったと言うか、最初のシリーズは本文でも『頭を抱えたくなる』とか書かれてて、実際に深夜にTV放送されて見た時の怒りを思い出した。
スペンサーも酷かったが、ホークも納得行かなかったけどなぁ?ホークってもっと品…じゃないなぁ…でも、あのドラマ(+『ホークと呼ばれた男』)のホークって…そう、スマートさとか、エレガントさが欠けてたと思う(クワーク、ベルソンに至っては、どこの波平だよ?ってオッサンを持って来るし)。
でも、新シリーズの方は結構良いみたいで、スカパーとかでやってくんないかな?
ま、この本のお陰で新シリーズの存在を知ったので、もしもスカパー!とかで放送が有っても「どーせ、『あのシリーズ』だろ?」とスルーせずに済んだので、収穫は有った(人名辞典は収穫から除外…て言うか、こんな中途半端な人名辞典よりもいっその事、完全に1冊の本で人名辞典をつくるべきなんじゃないの?)