五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

RACERS vol.1 '83NS500

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大型本:97ページ
出版社:三栄書房
ISBN-10:4779607175
ISBN-13:978-4779607172
発売日:2009/10/24

こう言う本も出てるんだなぁ!と驚いた。
取り敢えずは83年型のNS500がメインだけど、開発の経緯とかでNRからの流れみたいな話も…まぁ、富樫ヨーコ著『いつか勝てる』でも出て来そうな話も有ったけど。

それでも関係者が当時を振り返る話の部分では、やはり『スペンサー=天才!』と言うのが共通認識と言うか、全日本最終戦の日本GPのスタンドが超満員なのが納得と言うか、そら見とくべきレースだったワケで…でも『スペンサーの本気走りが見られた、最初で最後のレース』てのも悲しい表現。


にしても、83年とかのGPの写真…景色だけじゃなく、ファン、メカニック、エンジニアも結構写ってるんだけど、GPが最もGPらしかったと言うか、技術の進歩とかスポンサーが入っての華やかさと、従来のGPサーカスのアットホームさが同居してるのは、この年辺りがピークと言うか、一番バランスが取れてる気がする。

恥ずかしながら…となったのが、スペンサーvsケニーの最終戦と言うかタイトル争いの話。
「ローソンがチームオーダーを無視して~」って部分、知らなかったと言うか、当時…でもないけど、レースブームの頃にこの話を何度も読んだけど、『チームオーダー無視』と言う表現は記憶に無かった。
なもんで、今更ながらに3位になった後、ローソンが「I am sorry」と言ったのは、それも含めての謝罪の言葉だったのかなぁ?て思った。


基本、ホンダよりもヤマハ派と言うか、NS,NSRとスマートさに欠けると言うか、YZRのラインが女性的に見える分好きなんだけど…やはりこの本読んで、更にそう思ったと言うか、やはりホンダは機能に徹してる分なのか、何か有機的と言うか、今一セクシーさが足りない様に見える…まぁ、好みの問題かも?←つか、バイク見て「セクシーか、否か?」と考えるのもキモイ話だけど。


vol.1は'83のNS500だった。
当然は'85を中心としたNSRも出るだろうし、'89を境としたNSRの②みたいなのも出して欲しい。
で、次号の予定がYZR500。
『往年のヤマハ500』との事だから、これまた'83辺りを境として'83以前と'84以降で別々に出してくれるんだろうな!と期待してます。