五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

プロフェッショナル

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著者:ロバート B.パーカー
翻訳:加賀山 卓朗
単行本:320ページ
出版社:早川書房
言語 日本語
ISBN-10:4152090812
ISBN-13:978-4152090812
発売日:2009/11/9

前巻で「次はスペンサーの少年時代が語られる~」とか予告されてたので、非常に楽しみにしてたんだけど…その話は後回しにされてやんの…何か騙された気分だ。

とか思った分、余計に物語の最初にのめり込み難く『惰性で読み続ける』のの限界を、今回更に感じたんだけど…物語の中でスペンサーが好感を持ってしまった様に、読んでるコッチもゲイリーに惹かれて行ったと言うか…初期の頃にプンプン匂ってた『自分のルールを守ってる男』の部分が、何だか懐かしく感じられた様な気がした。
なので途中からは割りと面白く読んでたけど…トニイ・マーカス迄手懐けた(『手懐けた』の表現は違うか?)のには幻滅。
確かにスペンサー一家へ入ったワケじゃないけど、この話でのマーカスを見てたら『スペンサーを脅かす存在』には戻れそうに無いんじゃないか?って。
物語が進み過ぎ、伝手も増え過ぎた。
気が付けば(とっくの昔だが)ヴィニイも仲間みたいな位置に納まってるし、今回(からでも無いけど)トニイ・マーカス。
更には自分の他作品キャラ達もコラボレーション(笑)して、物語の落とし所が見付けられなくなって続いてる様に見えて仕方ない。

やはり、次巻になるであろう『スペンサーの少年期』が語られる話で、付き合いを終らせようと思う。