五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

2009 MotoGP Rd.5 イタリア(再放送 5/31分)

GP史上初の『3クラスでイタリア人がランキングトップ』との事だけど、このGPが終った時にどーなってるかなぁ?と、ちょっと意地悪な気持ちで見始めた。

125ccクラス
予選1~4位中、チーム・アスパーが3人と監督のホルヘ・マルチネスさんはウハウハだろーな。
でイギリス人の予選1-2てのもバリー・シーンの時代迄遡るとか、何だか色々とトリビア的なネタが多そうな感じ。
基本、元レーサーが解説を務めてるけど、そう言うネタとかに詳しい解説の人が居ても面白いかな?って気もする(F1でのオグタンみたいな人←小倉さんはF1に限らないっぽいけど)。


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イアンノーネの流れの悪さはココでも変わらずで、折角地元イタリアなのに…。
しかし、カズートの解説はツッコミどころが多いと言うか、「恐らくマシントラブルでしょうねぇ」って見りゃ判るって。
オマケに「キャブセットによる焼き付きでは?」とか、その前に「走ってるので」って自分で言ってるじゃん。
そう言う時はミッションとか、駆動関係を疑うんじゃないのか?←結局、チェーンのトラブルだった。
挙句「攻め過ぎないで、抑えて行かないと~」って、今回はチェーンだから仕方ないだろうに…。


ロンシンの小山選手、どーにかならないのか?(過去形で『どーにかならなかったのか?』と書くべきなんだけど。
『3周しか持たないエンジン』って、「レース舐めてるのか?」って言われても仕方ないんじゃないか?
3周しか持たないレベルなら、ベンチテストでも判るだろうーに。


スミスが2勝目で、またも『バリー・シーン以来の連勝』にリーチ。
今季と言うか、このシーズンにその『B.シーン以来の~』は達成出来たのかね?←前回のリーチではダメだった。



250ccクラス
250ではランク上位4人がフロントロー=予選1~4位を独占して、順当とも言えそうなグリッド。
で、レース直前の空撮映像には水滴が…またかよ。
結構な降り方で、ストレートの映像でも「大丈夫かよ?」と言いたくなる水煙の上がり方なんだけど、コーナーでの動きとか見てるとレインタイヤの性能がどんでも無い進歩をしてる感じで…まぁ、これは以前も驚いたかな?
あの溝の切り方が、進行方向に対して直角気味に入ってるのが良いのか…兎も角、昔のレインだと「おっかなビックリ」って感じだったので、浦島効果がココでも爆発している感じ←浦島効果の使い方を間違えてる。


レースの焦点はシモンチェリvsバウティスタ。
シモンチェリが逃げてたけども、バウティスタが追い付いて…

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ココでカズートはシモンチェリの突っ込みに、「やってはいけない事を~」って感じでお怒りモード。
確かに突っ込んで行った結果の、接触→両者コースアウトでよくコケなかったと言うか、ほぼ奇跡の生還状態だったけど、バウティスタも判ってって被せて行ってた様に見えたけどなぁ…。
まぁ、別アングル…いや、同じ映像のリプレーがまた出た時かには、そんなに酷くない的に修正してたか(『審議中』は点灯したのに、さっさと判定が出なかったからじゃないよな?)。

とは言いつつも、レース後のコメントではシモンチェリも「間違いだったね」と、「彼には申し訳なく思ってるよ」と言ってた。
ただどーだろ?
接触後、コースへ復帰したバウティスタはキレた感じでメタメタな追い上げ。
マルチネス監督もピットから「抑えて!抑えて!」のジェスチャー
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まーでも、出来ればそのまま追い抜いて欲しかったなぁ…でもハイサイド喰らって

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よく転ばなかったと感心すると言うか、あんだけ気持ちが入ってなかったらコケてたよな?
流石にこのロスが大きくて差が開き、頭も冷えたのか3位フィニッシュ。
表彰台では特に不機嫌モードと言う事もなく、若い割には(表面上だけでも)切り替えも早く出来てたのが大物感が漂ってるな。
でもシモンチェリは絶対にビビリが入ってたハズで、全然目ぇ合わさずに漁夫の利的に優勝したパッシーニを賞賛&いじり倒しで、接触の現実に触れなくて済まそう感がアリアリだった。

ところで優勝のパッシーニ。

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今回のスペシャルカラーは、女の子に乗って欲しい色使いだったな…中身は『男の娘』にもなれそうにない、濃いぃ顔なんだけど。



MotoGPクラス
ロレンソ、まさかのサイティングラップでの転倒!と言う事で、表面上は落ち着いてるけども、内心はバクバクだよな?と期待(?)してたら案の定と言うか、スタートで大ホイールスピン大会。
「コレは消えたな」と思ったのに…。

とその前に、今回は…今回もかも知れないけど、結構ゲスト的に元GPライダーが結構来てたのか、ホンダのピットにはタディーが居て(ゲストじゃなく、純粋に開発ライダーの立場だろうけど)、他には

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アゴスチーニさんは相変わらずっぽい雰囲気なんだけど、シュワンツの劣化振りと言うか老けっぷりには驚いた。
テロップも出てたけど「シュワンツ!…か?」と、自信が持てなかったもんな。
あくまでも、この時の見た目なんだけど45歳とかに見えず、下手すりゃ70歳位に見える…何かの病気とかじゃないだろうな?←『天才!』だった分、他人よりも老化が激しいとか。
心配になってWikipediaを見に行ったけど、特に病気とかも書かれていない…しかし、例の「彼の怪我が治るならチャンピオンなんかいらない」ての読んで、目的外の涙目状態になってしまったのは脱線話だ。


ウェット宣言が出されてたけど、ウェット→ドライ方向へ変わって行く状態で、またも乗り換え(ドライへの移行)が鍵になるレース。
ロッシはレインで引っ張り過ぎと、結果論的には言えるんだろうけど、この前の時は早過ぎた分ちょっと踏ん切りが付け難かったのな?って。
なもんで、3位がやっとと言うか、逆にロレンソを見直した。
スタート直前にやっちまって、更にはスタートでもやっちまった。
でもレース全体で言えば、落ち着いてて大人なレースだったと思う。

当然と言うかロッシ寄りに見てるので、ロレンソはどうしても補正が掛かって見てしまう=言葉は悪いけど『生意気な小僧』っぽい雰囲気。
だけど、ライバルとして十分に警戒し、敬意を払うに値するライバルだよな…と、このレース見てて思えて来た←第5戦になってやっとか?


優勝はストーナー
表彰台でオーストラリア国歌が流れると、これまた涙腺が緩むと言うか…「オーストラァリアー!!」って掛け声を上げたくなるのは、ガードナーのタイトル決定表彰台シーンが脳内再生されるから。

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この人(左端の人)も国歌を口ずさんでたけど、ストーナーのお母さんだよな?
ディクソンのお母さんと言い、ストーナーのお母さんと言い…レーサーには「お父さんですか?」と訊きたくなりそうなお母さんが多くないか?(ケニー・ロバーツのお母さんも、そんな雰囲気を持っていた様な記憶が)