五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

RACERS vol.4 '80年代後半を彩ったロスマンズ艦隊

イメージ 1
ムック:95ページ
出版社:三栄書房
ISBN-10:4779609313
ISBN-13:978-4779609312
発売日:2010/05
 
ローソン派の自分としては、この表紙見て「待ってました!」と言う感じ。
内容の割合的にも…ロスマンズNSRの期間から考えたら、ガードナーよりもローソンにスポットが当てられた感じで、これまた「待ってました!」的割り振り。
 更には八代さんの証言でも、『88NSRの失敗に於けるガードナー問題』が書かれてて…まぁ、当時もレース雑誌に書かれてたし、それを読んでたからこそローソン>ガードナーと言う思い入れ度の差が生まれたワケだ。
 
その、八代さんの証言と言うか、『我が愛憎のNSR500』は結構厳しい話で、当時モリワキから世界へ出てって、目まぐるしく環境が変わる中、よくあんだけ走れたな…と言うか、HRCの斬り方は無情過ぎるんじゃね?って、Y'sレーシングと言う、何のスポンサーカラーも塗られてないNSR鈴鹿で見た時と同じ怒りを覚えたんだが…。
 
ローソンのメカをやってた人の『“ステディ”エディなんてとんでもない!』も面白かった。
つか、そこに書かれてる「オフィシャルに殴りかかった事が有ります」っての、ちょっと大袈裟と言うか、実際は殴りかかって無かったよな?
それって確か'85のアッセンで、雨の中コケて再スタートしようとしてオフィシャルに止められ、バイクをオフィシャルに押し倒して「F○ck!」に近いポーズを取ったハズ。
初めてWGPを…ビデオで見たのがウィンディー・ピープルの83とか85、更に85のスパだった。
この怒りのシーンを見て、スパでは「マシンも良かったけど、僕は2位さ…」と負けを認めるシーン見て、「コイツは単なるステディじゃないぞ!」と。
実は結構怒りんぼだけど、自制しての“ステディ”エディだと気付いて(思い込んで)から、彼を大好きになったので…ま、そのエピソードがこうやって最近の雑誌にも載るのは良い事か。
 
ただ、読んでて…妙にメカ解説が多くって、どうもその辺は飛ばし読みしてしまったと言うか…読んでない。
メカの部分よりも、もっとローソンvsガードナーの人間的な戦いの部分に、もっと頁を割いて貰いたかったかなぁ?とは言え、内容的には満足の一冊でした。
 
 
と言う事で、次はヨシムラのGSX-Rらしい。
それもイイけど、そろそろ250とか125とか、中小排気量のも一発行って欲しいんだけどな。