五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

MotoGP Rd.17 ポルトガル 決勝(10/31分)

- Moto2 -
天気も回復したみたいで…とか言いながら、ウィークでは初のドライ(ま、ウェットパッチは残ってるけど)なので、前日に宮城さんが心配してた『ぶっつけドライ』な状況。
 
まー、昨日の予選はある意味予選結果とは言えない状況なので、「上位に来てた選手も早い段階で消えるかな?」と思ってたら…
 
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SBKのサポートレースで、放送ではいつもダイジェストで出て来るWSSのソフォーグル選手が、意外と言っては失礼なんだけど…の好走。
「ひょっとしてGP初出場で優勝!?」とか期待してしまったけど、青木次男曰く「カットスリックだったんですかね?」と言う感じで、後半はタイヤが終ってしまって失速(ところで、カットスリックは今も許されてるの?)。
それでもL.L.の最終コーナー迄3位をキープしてたと言うか、一旦落ちかけたトコから3位へ返り咲き「行けるんじゃね!」ってトコ迄行ったんだから、彼だけじゃなくWSSのレベルも実証された!と言って良いんだよな?
にしても、左手でハンドル周りを何度もどついてたけど、アレは一体何だったのか?
それが知りたかっただけに、3位に入ってインタビューを受けて欲しかったなぁ…。
 
イアンノーネも「ひょっとして?」ってレースを展開してたけど、彼の事はあまり好きじゃないから置いといて…3位に入ったデ・アンジェリス。
前戦のオーストラリアで初優勝し、今回は波乱の予選+決勝も波乱の展開と言うか、あまり上位に来た事の無い選手も交えての乱戦模様。
そんな中で、まぁグリッドが後方に沈んでなかったのも有るけど、キッチリと3位表彰台を獲得した辺り、ここ2戦で何かを掴んだっぽい気がするんだけど?
 
で、優勝したブラドル選手。
ヘルムート・ブラドルの息子さんと言う事で、パルクフェルメにはお父さんの姿も…
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何か『良い親父さん風』になってないか?(中央右の黒い上着の人がお父さん=ヘルムートだよな?)
現役の頃は、凶悪犯みたいな人相だったと思うんだが?…つか、先日のSBKの放送では「ヘルムート・ブラドルさんは、当時コシンスキーのポスターをピットに貼り、ダーツの標的にしてた~」とか、そう言うネタを披露してたけど(因みに下田アナは「1997年の話?」とか言ってたけど、アレはコシンスキーのGPフル参戦初年度=1990年の話のハズ)。
でも考えたら、コシンスキーってブラドルだけじゃなく、250ccクラスの選手全員を敵に回してた気もするんだが…←ツェーレンベルグを「チーズバーガーとか言うヤツ」やら、J.P.ルジアを「あの○い男」とか(流石に伏字)
 
で、息子ブラドルのアップ
 
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某女装系の、ゆ○にゃんて人に似てないか?
 
 
 
MotoGP -
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んだよ?もうっ!!!!と言う事で、スピーズがサイティングラップで転倒→そのままDNS…彼はそう言う事をしない選手と思ってたのに…ま、やっちまったモンは仕方ないのか…って、本人が一番悔しいだろうけど。
イヤ、そんだけと言うか、「『ぶっつけドライ』でスピーズがどんだけ出来るか?」てのを期待してて、それで結構上に来るんじゃないか?と思ってたモンだから、余計に勿体無さを感じたりするワケで…。
左脚をかなり気にしてたと言うか、かなり痛そうに引き摺ってたけど…折れてないだろうか?
彼の最終ランキングも気になってたので、大きな怪我じゃなきゃ良いんだけど。
 
 
スタートしてからは、4台でのバトルになるんかな?と思ってたけど、ロレ・ロッシの2台が抜けて…そこからロッシが逃げ始めたから、「ロレンソのお礼参りは、スペインにお預けか…」と、二人のバトルを期待してたから、ここでもガッカリ感が。
ただ、ロレンソは盛り返したと言うか、中盤からドンドン追い上げての逆転で…って事で、アレは三味線と言うか、これまた『ぶっつけドライ』だった分、ちょっと慎重に行ってたのかな?
 
て事で、『残り2戦でロッシへ借りを返せよ!』の第一弾はキッチリと返せたっぽい。
ただ、昨年もやってた月面ネタは理解出来無い…面白いか?
ま、その辺のパフォーマンスは、ロッシに一日の長が有るか?←一日程度とは思えない?
 
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てな感じで、最終戦も…まぁ、二人だけで戦ってるわけじゃないんだけど…やはり『同一マシンでの最後の戦い』
になるので、ロレンソには完封勝ちみたいなレースを期待してます。
 
 
 
- 125cc -
さて本日のメインイベント!って、嫌味とかじゃなく冗談抜きに一番面白かったクラス。
 
取敢えずは、マルケスの真価…「果たしてチャンピオンに相応しいのか、否か?」てのが問われると期待してた。
レースとしては、アスパーんトコのテロル-スミスに先行されて、マルケスは苦しい3位状態…てのが舞台設定みやいな感じで始まった。
直ぐにスミスを抜いて2位に上がったけど、チームからは「無理すんな、今の2位で十分!」のサイン。
まー、若い割には素直と言うか、若いからこそ素直なのか…とか言ってる内に雨が降って来て赤旗
ピットに戻ったマルケス
 
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アルサモラさんから、「もっと間隔を空けてイイ(ビタケツすんな)」みたいな事を言われてたっぽい←翻訳と言うか推測はカズート坂田氏
ま要するに、ピットサインでも出てた様に、「そんな勝ちに行かず、ポイント上の有利さを踏まえて大事に行きなさい」てのが、アルサモラさんからの指示だったんじゃないかなー?と。
 
で、2ヒート制のウェット宣言
 
サイティングラップに出たマルケス
 
 
 
 
 
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転、倒ぉ~っ!!←みしなさん風で
 
ホント、TV見ながら生中継でもないのに「馬っ鹿野郎!」とか叫んでた。
あんだけ「大事に行け」と言われていきなりかよ?と。
まぁ、この辺が若さなのかね…とか思った。
今季のタイトル、「マルケスで決まりだろ?」とかも前戦辺りで書いちゃってた。
本人達も…いや、こんな落とし穴とは思ってなかったんじゃないかな?って、兎も角今季のショッキング映像@GPではNo.1だった。
 
必死こいてピットに戻り、何とかグリッド上で修理しようとしたけれど時間切れ。
ピットスタートは避けられたけど、グリッド最後尾からのスタート…絶体絶命。
でも、本人はそう思ってなかったんだろうな。
「フライング?」とも思ったけど、無事に見事なロケットスタートを決めて3位とかに浮上。
そこからは…
 
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またも「もう、2位でイイから!」の指示。
コレに良く従ってたけど、テロルはラップタイムを遅くしてスミスを追い付かせ、テロル-スミスのオーダーを作ろうとする…実際にマルケスがピットからの指示を遵守してたら、スミスに抜かれて3位に転落もしてた周回も有った。
まぁ、L.L.にはテロルとの一騎打ちになってたけど、それでも「2位で我慢しなさい!」の指示。
しかしストレートを駆け抜けるマルケスは…
 
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結局マルケスはピットからの指示を守らず、テロルを自らの判断で交わして大逆転の優勝!
これでイイと思う。
実施に2位キープに拘るばかり、3位に転落しかけたのも有った。だけど純粋にレースを走ってる者として、目の前に『抜ける!』と思える相手が居るのに、それを我慢するのはDNAに反すると思う。
確かに『年間タイトル』と言う大きな目標の前には、1つ上の順位、1つの勝利は我慢すべき時と場合が有って、僕が大好きだったローソンなんて、そう言う哲学の完全実行者だったと思う。
だけど、マルケスなんて『法律上シャンパンファイトに加わる事が出来ない』17歳。
そんな若い内から、我慢する事なんて…ま、必要な時も有るだろうけど、そんな事よりも持っているスピードや…くっさい表現だけど、若さと言うものをぶつけてイイと思う。
だから、チームからの指示に従わなかった。
転倒してたら全てを失ってた。
それでも、よくやった!って言いたい…ま、こんなトコで言っても意味無いんだけど。
 
『チャンピオンを獲る時、単純な速さだけじゃなく強さも必要』とか、そんな感じの事がよく言われる。
だけど、それだけじゃなく、幸運に恵まれる…と言うか、幸運を待つのではなく、耐えたりもぎ取るみたいな部分も必要だと言う事を、この17歳の見た目『男の子』ってスペイン人選手に、改めて教えられたレースでした。
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いや、125ccで、こんなに興奮するとは思いもしなかった…。