五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

「精密力」 ~日本再生のヒント~ 【新書】

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著者:眞鍋政義
新書:192ページ
出版社:主婦の友社
ISBN-10:4072778427
ISBN-13:978-4072778425
発売日:2011/5/9
 
正直、戦術論とか苦手と言うか、それなりにバレーボール見てても(TVだが)、未だにプレーの質とかも判っていないワケで…ってそれ以前に、バレーボールやった事無いから、「今のプレーがどんだけ凄いか?」て段階から判らない(でも見るのは好きだよ ※但し、女子に限る←この辺が、単なるスケベ親父)。
更にはページ数とかも確認せず、当然中身も判んないので…てのは新書系って、結構中身が詰まってて読むのもしんどい印象が有る。
なモンで、「読むの結構苦痛かも?」と覚悟してたら…字も大きくて、内容も実に判り易かった(笑)
 
そう、本文にも『(笑)』の表記が多く、何処迄眞鍋さん本人が書かれたのか判らないけど、少しでも多くの…それもバレーボールをよく判っていない人(はい!俺だ)にも、敬遠されないような自分の会話形式の言葉で、書いてくれようとしてるのも見えて来る。
ま、あまりに『(笑)』が多過ぎる気もするが…って、久光の原選手のブログにも、一時やたらと『w』だったか『ワラ』だかが文末に出て来てたので、ひょっとして久光の空気とかそんな感じなのか?
 
『データ』と言う事で、本の帯にも『オシム』『野村』と言う言葉が踊ってるけど、以前に竹下選手とかが言ってた『データ重視の眞鍋さんも、最後は気持ちを重視』てのが、やはり本文にも出て来てて、GAORAとかでも会場に来てる眞鍋さんがよく映ってたけど、その観戦の時にも『打った』『決めた』『止めた』だけじゃなく、彼女のプレーでどう空気(流れ)が変わったか?とか、データには現れないけれど、集団競技では確実に勝敗に係わって来る要素も重視してるってのを読んで、実に興味深いと言うか…あ、この人もそう言うの重視するのか!って嬉しくなった。
自分もMLB中継を見てる頃には、データでは大した事無いんだけど、何かを起こす選手ってのは確実に存在してて…ANASTLに居た頃のエクスタインとか大好きだった。
ま、コッチは見てるだけの一ファンなので、『大好き』と言っても勝敗の責任は負わずに済む。
でも監督だと、「何で決定率の低いあの選手を?」とかなるワケで、『何かを持ってる選手』の『何か』はデータに出ない分、結構な責任感と言うか、腹が据わってないと無理だなー。
 
取敢えずは、モントルーの放送を見終って『買わなきゃ!』とAmazonでポチッたワケだけど、何か久し振りに良い本を読んだ気がする。
実に気が早いんだけど…W杯,オリンピックの後にはこの続編を読みたい。
その為にも、W杯,オリンピックと好成績を収めて貰わないと…って、話が逆だな。