五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

見た番組の感想が多くなるはず。

僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない 【文庫】

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著者:豊田巧
イラスト:松山せいじ
文庫:262ページ
出版社:小学館ガガガ文庫
言語:日本語
ISBN-10:409451306X
ISBN-13:978-4094513066
発売日:2011/11/18
 
先ず、『ゆりてつ』の松山せいじ繋がりで買ってみたって事で…べ、別に、「自分も鉄道旅行へ行った時、こう言う出会いが無いかな?(デュフフ」とか妄想して、買ったワケじゃ無いんだからねっ!って、誰に言い訳してるんだ?
 
取り合えず面白かった。
確かにS気味の女の子に引っ張り回されて、それに「やれやれ」とかボヤキながら付いて回る…と言う、何処かで読んだか、アニメ化されたのを見たかした気もするけど、それでも普通に面白く、読み終わって直ぐ二巡目を読んで、そん後もエピローグを読み返した。
何て言うか…もっと早く列車の旅に目覚めてたらなぁ…とも思ったし(おい!やはり『こう言う出会い』へ妄想膨らんでるだろ?←でも、男なんてそんなモンじゃね?)、少しずつ列車の擬人化を容認しつつ在る自分から見て、美優の思考(嗜好?)と言うか、列車を『この子』とか言うのも、何となく理解出来る自分が居た。
 
ただ、最初に工事中の店舗が出て来てた時、「あ、美術部さんの引越し先って駿の地元じゃね?」と思ったし(東京と横浜に付いては、あまり考えなかったと言うか、否定材料として頭に浮ばなかった)、最初のカラーイラストでの『美優,くれあ,駿が同じ学校としか思えない制服着てる』てのも、オチの部分が予想出来てしまってた…つか、『狼と香辛料』でも困ったんだけど、最初のカラーイラストで『ストーリーが予測出来てしまう画』を描くのは拙いだろう?(J-SPORTSのラリーのオープニングで、クラッシュシーンが映るのと同じ位に拙い)
その辺は、もう少し気を使って欲しいと思う。
あと、最後の最後の台詞は…タイトルに合わせるべきだったんじゃね?
知り合った当初なら兎も角、美優,くれあが駿に対してどう思ってるか、未だ不明なんだけど、少なくとも駿は今、二人に対して『お前ら』なんて思ってないと思うぞ?
 
と言う事で…続巻出るんだろうか?
読んでみたい気もするし、アニメ化とかされたら見てみたい気もする(コミック化by松山せいじもOK)。
でも、言わぬが華と言うか、作品が続いて、学園ドタバタモンみたいになって欲しく無いと言うか、あくまでも旅先で知り合った、淡い…淡く色付く手前の話のままの方が、何となく気持ちイイかも知れない…ま、それは全て作者次第なんだけども…取り合えず続編が出たら買う。
まぁ、自分はお前らほど、うまく鉄道の話を理解出来無いけどな!