五月の雨はレンヌの野にとめどなく降る

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見た番組の感想が多くなるはず。

RACERS vol.16 Rothmans 逆襲のスペンサー【ムック】

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ムック:98ページ
出版社:三栄書房
ISBN-10:4779615399
ISBN-13:978-4779615399
発売日:2012/7/24
 
ロスマンズが一番カッコ良かったシーズン←塗り分けとか…ま、自分の好みでは。
開いて一発目、『今のスペンサーがRS250RW(後でパチモンとネタばらしされた)に跨る@スパ・フランコルシャンのメイン側ピット』とか、もう感涙と言うか、一気に懐かしモード。
最近スペンサー太ったけど、表情が明るいなー。
本文にも出て来るけどスパのレースには、当時の婚約者のサリーとか言う別嬪さんが来てたよな?(確かミス・アメリカとかそう言うの選ばれた人)
彼女との破局が、当時は彼に相当のショックを与えたとかも言われてたけど…今回のアーブの証言で、『放心状態の表情で、まるで廃人のようだった』とか書かれてた。
そのサリーさんにしても、彼女にも重圧が掛かってて、それが破局の原因になったとか…'86全日本最終戦の日本グランプリ・ロードレース大会の放送で、当日ゲスト解説の片山敬済がボロカスにこき下ろして言った、『うそつきフレディー』の始まりだったんだろうけど、今にして思えば…それも、最も身近に居たアーブ金本の言葉を聞いたら、スペンサーの状態(症状と言うべきか?)も、仕方なかったんじゃないか?と今頃に思う。
つか、当時片山さんはあんだけ言ったけど、当時「あんたも'85シーズン途中で、いきなり引退したやんけ!」「『急遽途中引退』かて、スポンサーさんへの裏切りちゃうんか?」とか、ツッコミ入れてたんだけど。
 
しかし、今考えても、250へのワークスマシン投入の功罪は微妙…かな?
ある意味、百花繚乱な250マシンの活躍の場を、完全に『ワークスに在らずば競争者に在らず』にしてしまったし…でも、遅かれ早かれ、そう言うワークス全盛時代になるのは、時代の流れだったんだろうから、ある意味奇襲みたいなダブル・エントリーも、仕方なかったんだろう…『うそつき』呼ばわりされてた当時でも、'85シーズンのスペンサーのカッコよさを、打ち消す事は出来無かったんだし。
 
 
にしても、今回号…ホント良かった。
イヤ、今迄のこの『RACERS』も毎回良い内容だったんだけど、当時のスペンサー+NSRの輝き思い出させてくれて…何か、青春時代を思い出したみたいな、そんな気持ちになった。
やはりスペンサーは…アンチ・ホンダだったけど、自分には忘れられないヒーローの一人だよな。